願望実現:知識より想像力とモデリング~イメージでやる気を起こし、モチベーションを保つ

願望実現に必要なもの

行動の源泉は「やる気」です。

人は頭で正しいと思っていることでもそれをするのがイヤだと感じる場合は、なかなかそれを実行できません。

反対に、頭では間違っていると理解したことでも、それに強いやる気を感じるのであれば容易に実行することができます。

つまり「考えること」(思考)が動機を作り出すのではなく、「気持ち」(感覚)が動機の源泉なのです。

ものごとを実行し達成できるかどうかは「やる気」を感じるかどうかにかかっているのです

「私はきっとそれを達成できるだろう」という強い信念は、過去の経験によって得られるものです。

自信を持っている人は子どもの頃から成功体験が多かったり、回りの人たちから賞賛されたという経験が多いでしょう。

過去の成功体験が自信を持たせたと言えます。

しかし、自分の強い信念(自信)を持つためには、過去の体験だけが必要というわけではありません。

ビジョンをイメージする

人間の無意識は「想像していること」と「現実」を区別できないといいます。

突然ですが、今、レモンを思い浮かべてみてください。

目の前に張りのあるつややかな黄色いレモンがあるとイメージします。

手のひらに乗せるたらレモンの重さと少しひんやりした感触が感じられます。

ナイフで横半分に切ってみます。

切り口からレモンの果汁がジュワーと出てきました。

さわやかなレモンの香りがします。

一切れレモンを口に入れてみましょう。

と想像したら…

実際にはないレモンに反応して唾液が出てきたのではないでしょうか。

人間の脳はイメージしたことが現実であると捉え、唾液が出るという身体感覚を生じさせます。

脳は現実とイメージの区別がつきません。

「想像したイメージが、実際の体験として認識されてしまう」ことが起こります。

叶えたい目標があるとします。

その目標を達成するために、「望む結果のイメージ」を繰り返し頭の中で、何度も何度も再生します。

イメージしたらその時の感情をゆっくり味わいます。

「達成した自分」を想像して楽しみます。

無意識はイメージしたことを現実と捉え、強い信念を作っていきます。

絶対的な信念は人を行動へ駆り立てていきます。

アイデンティティーを見直す

地方に住む教師が自分のことを「私はしがない地方公務員」と表現しました。

その人のセルフイメージは「しがない」=「取るに足りない」、「ありふれた」人間となるでしょう。

自分を尊重してないし、セルフイメージが高いとはいえないでしょう。

日ごろの学校での生徒との関わり方も想像できそうです。

やる気のない、ただ日々の教科課題をこなすだけの教師なのかもしれません。

その人が「私は、輝かしい未来をつくる人たち(生徒たち)を育てている指導者」と宣言したらどうでしょう。

積極的に生徒とかかわり、サポートする教育熱心な教師をイメージします。

「しがない地方公務員」といっていた頃とは違い、自分の仕事に誇りを持って取り組むポジティブな人物に変わって行くでしょう。

モデリング

成功したかったら、すでに成功している人を真似るという方法があります。

成功者のモデリングをするということです。

信念は体験によって出来上がります。

体験は行動の積み重ねです。

理想の人の行動を真似ればその人の信念が手に入り、理想の人の信念を真似ねることにより理想の人の現実(成果)が手に入ります。

成功者を観察しどのような信念を持っているか、どのような行動を取っているかを考え実践するということです。

例えば目標が、鍛えられた肉体を手に入れたいとします。

マッチョな肉体を持つ人の筋トレの練習を真似ることからはじめます。

練習方法だけではなく、その人の信念も真似ることができたらより早く成果が出ます。

鍛えられた肉体を持っている人はどんな信念を持っているのか想像してみます。

NHKに出ている「筋肉は裏切らない」の筋トレの先生を考えてみます。

「筋肉は裏切らない」というこの信念を自分にインストールします。

友達や恋人から裏切られた過去があったとしても「自分の筋肉は自分を裏切らないんだ」と信じてやっていったら…。

その信念を持ちながら、毎日のトレーニングに励むわけです。

今日は疲れたから夜のスクワットはやめようかと思ったとしても「筋肉は裏切らない」という信念を思い出せば、モチベーションが上がってくるでしょう。

さらに、やればやっただけの効果があると信じられます。

行動を真似ることで信念が強化されていきます。

行動を真似て、理想の人の信念をインストールするのは願望実現に効果的な方法です。

行動が習慣化したら、成功の現実が手に入るということです。

まとめ

やる気を起こすには、目標を達成した自分をイメージしてみます。

夢をかなえた自分は「何が見えて、何が聞こえているか、何を感じているか」想像して、感情を感じます。

頭の中で映像にして、自分の姿を映し出してみてください。

理想とするモデルがいたら、その人の行動を真似てみることです。

行動を真似ることによって、理想とする人の信念が手に入り、行動が加速されていきます。

人は頭の中で考えることでやる気が起こるのではなく、イメージすることによって感覚を刺激され、やる気が起こります。

感覚がやる気になり、モチベーションを持続していくことができます。

お読み頂きありがとうございました。

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