セルフイメージが低いのは、結果を重視しているから~行動の結果とあなたの価値は同じではない

セルフイメージが低い人

人は誰でも他人から褒められればうれしいですし、ダメ出しをされると凹みます。

仕事であればなおさらです。

同僚が上司から評価されれば心穏やかではなくなったりします。

そういう場合、自分が同僚より劣っていると思って「自分は価値がない」とすぐに思い込みます。

その一方で、自分は今回こういうところが悪かった、だから次は改善してやろうと思う人もいます。

この人は行動を改善して、次からは上手くやれるようになろうと思います。

このように行動を気をつけようと思う人がいる一方で、一度の失敗で自分の価値を否定するという人もいます。

ある人は行動に気をつけようと思い、別の人は自分の存在を否定しかねません。

こういう対応の違いは、どうして起こるのでしょうか。

セルフイメージが低いから自分を否定してしまうのではないでしょうか。

自分をジャッジする基準

自分の外見が好きでない人がいます。

身長や容姿、肉体的特徴に自信がない人がいます。

そのために自分を嫌う人がいます。

身長が低い、高い、太っている、瘦せている、色が黒いとか…。

鏡に映った自分を受け入れたくないというのは、自分自身を自分が受け入れていないことです。

なぜ鏡に映った自分を嫌うのでしょうか。

それは、周りで言われる「よい」基準に自分が合っていないからではないでしょうか。

世間一般で良いと評価されるものではないから…。

でも、他人の好みに自分を合わせる必要があるのでしょうか。

何が魅力的か自分が決めればいいわけです。

自分に似合うもの、自分の好きなものを選んでいけばいいのではないでしょうか。

自分が魅力的に見えるものを選んでいいのです。

内面的なものが足りないと思っている人がいます。

自分の性格が嫌だとか、自分を嫌っていたら、やはり自分を否定していることになります。

知性、教養…、必要と思うものを取り入れて内面を磨いていけば良いのではないでしょうか。

無理して他人と同じになる必要があるでしょうか。

人はみな、得意なもの不得意なもの、好きなもの苦手なものがあります。

他人と競争して勝ちたいと強く思う人や、反対に他人と争いたくないと思う人がいます。

自分はどう在りたいか自分で選んでいけばいいのです。

何が好ましいのか自分で決めていくことが大事です。

比較することや他人の意見に依存することはもうやめにしていいのではないでしょうか。

自分の評価を他人に任せていると、いつまでたっても満足する自分にはなれません。

自分の評価は自分がすると決めることです。

存在している自分

私が存在していることを否定することはできません。

自分が生きている、ここにいるということは紛れもない事実です。

私たちはみな命があり、可能性を持った存在です。

「私は存在している。生きている。」ということを尊重することが自尊心の根本です。

人は存在しているだけで価値があります。

自分の行動だけを重視していると、行動の結果が悪かったら価値がないことになるし、結果が良かったら価値があることになります。

自分の行動の結果で人の価値が決まるわけではありません。

セルフイメージは自分が自分をどう思っているのかということです。

自分が自分にどのような評価をしているかということでもあります。

あなたの価値は結果ではない

行動して何かをやり遂げる能力と自分自身の価値を同じに見てしまうと、先ほどのように行動結果が悪かったら自分の価値がないと判断してしまうことになります。

行動の結果と自分の価値は別のものです。

上手くいかないとき、自分に価値がないというわけではありません。

自分の出来たことや出来ないことに関わりなく、自分には価値があるということを忘れてはいけません。

他人から認めてもらいたいと思うのは誰しもです。

でも、自分の価値を他人の評価に委ねることは愚かなことだと思います。

人間の価値とはその人の行動の結果とは関係なく存在するものです。

その人の存在そのもの、その人の命だからです。

自分の事を一番に思っていてくれている存在は「自分の中の自分」です。

自分で自分を認めると心強いです。
 

まず、自分で自分を承認することが大事です。

自分の評価は自分が決めると決めて、自己否定をやめることです

セルフイメージが低いため、自己の可能性を信じることができない人がいます。

自分の中の「無価値感」。「私はすばらしい人間ではない。だからすばらしいものは自分にはふさわしくない。」という低いセルフイメージが願望実現を邪魔します。

この無価値感は誰の価値観でしょうか?

生まれる前から持っていた自分の価値観でしょうか?


違います。それは幼い頃から身についてしまった「他人の価値観」です。


自分をジャッジする事をやめるのです。


自分は価値がないと思っているのなら、その思いを捨てるのです。


丸ごと自分が自分のことを受け入れることです。

この世に自分と同じ人間はいないのです。


自分自身のよい部分に目を向けてみるのです。

セルフイメージを上げるアファメーション

セルフイメージを上げるために、アファメーションをやってみてはどうでしょう。


「私は、やさしくて魅力的です。」「私は才能に恵まれて、知的で、創造的です。」等々。なるべく短い言葉で声に出して言うようにします。

自分にぴったりくる言葉を見つけます。


口に出して、自分が晴れ晴れとする言葉を選んでみます。

長い文章ではなく、短いものが効果的です。


毎日繰り返すことで潜在意識に自分のいいイメージがインプットされていきます。

例えば「〇〇さん(自分の名前)、あなたはとても温かくて魅力的です。みんなあなたが好きです。」というように自分が自分に語りかけるように言うとより実感がわきます。

一人称だけでなく、二人称で文章を唱えてみるのも効果的です。


自分を自分が大切にすると決めて、心を込めて自分に肯定的な言葉をかけ続けたら徐々に自分の大切さを感じられてきます。

最後に

自分の行動の結果だけを重視していると、結果を出せない自分は価値がないことになります。

本当にそうでしょうか?

人間は存在しているだけで価値があります。

自分の行動の結果と自分の価値を混同してはいけません。

自分を好きで、尊重することが人生を肯定的に生きるスタートです。

お読み頂きありがとうございました。

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