自分を変えたいと思っています。
自信のある人間になりたいと思っています。
セルフイメージを上げることが必要です。
セルフイメージとは

セルフイメージとは「自分が自分をどう見ているか」ということです。
「自分はだらしがない」、「私はあきっぽい」、「僕は無能だ」、「私は人前で話すのが苦手だ」というように自分に対する価値判断です。
あえてよくない例を出しました。
一般に自分自身に悪い評価を下す厳しい人が多いように思います。
セルフイメージは自分の価値感が作り出す「価値基準」による評価でもあります。
「自分は優秀である」、「自分は無能である」、どちらも主観的に決めている「思い込み」である場合が多いのです。
人は幼児期にセルフイメージの基礎がつくられるといわれます。
子供は親のまねをすることで学習します。
親や兄姉から、何をしていいか悪いか、何が正しくて何が間違っているか、どんな振る舞いがいいのか学びます。
学校に通うと教師たちからの情報も入ってきます。
子供は親や周りの人たちから言われたこを「本当のこと」として受け取ります。
自分についても自分に対する信念を持つようになります。
人は周りからの情報をもとに自分の考えを作っていきます。
子供であれば、大人たちの信念をそのまま受け入れ、簡単に自分の信念としてしまいます。
自分の体験を通して「受け入れた自分の信念」を強化していきます。
セルフイメージもその信念の一つです。
他人からの評価を自分の評価として受け入れていきます。
セルフイメージは自分の価値判断と、子供の頃に言われた親や周りの人たちによって自分に下された価値判断の総和であるといえます。
人間はセルフイメージ通りの自分を作り出す

自分が持ったセルフイメージは、体験を通して強化されていくことになります。
低いセルフイメージを持っていたら、「やっぱりうまくいかない」、「やっぱりだめだった」というように、落胆と諦めの感情を強化して低いセルフイメージが作られていきます。
反対に、高いセルフイメージを持っていたら「やっぱりうまくいく」、「やっぱり思い通りにいく」というように、ポジティブな感情を伴って高いセルフイメージが増加していきます。
そしてセルフイメージはより強く自分の心に蓄積されていきます。
人はセルフイメージどおりの結果を出すといわれます。
繰り返しますが、セルフイメージはあなたではなく信念つまり思い込みなのです。
自分を自分がどう思っているかがセルフイメージです。
セルフイメージは変えることができます。
「私は能力が低い」というセルフイメージをもっているとうまくいくイメージがもてず、消極的な人になります。
本当は色々なことをやってみたいと思っていてもセルフイメージが低いと思いを行動に移すことができません。
自分を変える前に自分を受け容れる

自分を嫌っているとしたら、自分を否定していることになります。
人間は否定しているものを変えようとは思いません。
まず自分を認めるということが大切です。
うまくいっている自分は好きだけど、失敗する自分は嫌いというように思います。
でも良い点も悪い点も自分なのですから、全部を受け入れるという姿勢に変えるのです。
自分の欠点も受け入れていくことです。
自分の好きなところ、嫌いなところを受け入れるエクササイズ
紙に書き出してみてください。
〇〇〇の中に言葉を考え込まずに、6~10個入れてみてください。
「私の嫌いなところは〇〇〇です」
「私の好きなところは〇〇〇です」
そして、次の問いに答えてみてください。
「自分が自分を嫌いだといいことは何ですか?」
「自分を好きだと認めたら何かまずいことがありますか?」
先ほどの文中の〇〇〇に入れた言葉は誰かが言っていた言葉かもしれません。
両親?教師?‥
「お母さんは私について~って言ってた」「お父さんは~って言ってた。」と思い出すかもしれません。
最後に
自分を変えるにはセルフイメージを変えるということです。
セルフイメージは真実ではありません。
思い込みの一つです。
セルフイメージはあなた自身ではないということです。
あなたの存在そのものではなく、あなたに被された認識なのですから。
セルフイメージを変えれば、違う結果が得られるのです。
よりよい結果を出すためにセルフイメージを高めることが必要です。
セルフイメージは永遠に変えることができないものではなく、変えることができるのです。
昔の自分にこだわることはなく、自由に未来を選択してみてください。
自分にとって有益なセルフイメージを選択することができます。
そして、自分の能力を発揮して行動している自分をイメージして、楽しんでみることをおススメします。
毎日自分の目標を達成した姿を思い描き、わくわくする感覚を味わうことによりセルフイメージが変わっていきます。
お読み頂きありがとうございました。