過去を見ているということ
うまくいかなかったり失敗したりすると、ああ~またかと思うことが度々あります。
その後に、いつもついてないなとか、ダメだという言葉が頭に浮かびます。
自分を責めたり過去のことを悔やんだりしていました。
うまくいかないのは、昔からそうだったからと自分を納得させているところがありました。
過去が悪かったから今も悪いのはしようがないという考えです。
本当はうまくやりたいし、よくなりたいのです。
しかし、ただ淡々と日々を過ごしていては変わらないのです。
過去と同じことをこれからもやっていても、変わりそうもありません。
変わるにはどうしたらよいのでしょう。
未来のあなたが今のあなたを見ている
変わるのなら、未来を見ることが必要なのではないでしょうか。
ゴールを設定するということです。
過去は見えるけど未来は見えない、過去は充分わかっているけど先はどうなるかわからないと思っています。
未来を見るというのは想像する、イメージするということです。
ゴールを定めて目標を達成した自分を想像するというのが、未来を見るということになります。
あたりまえのことですが、どこに行きたいか定めないとどこにも行き着きはしないのです。
明確にはっきりとなりたい自分を想像することが大事ではないでしょうか。
なりたい自分になったとき、何を見ているのか、何を聞いているのか、何を感じているのか、細かくイメージして感覚を味わうことが大事だといわれます。
自分の願望を育てていくことは、下記の聖書の一文に通じるものがあるように思います。
新約聖書:マルコによる福音書4章3~8
「聞きなさい。種を蒔く人が種を蒔きに出ていった。
すると、蒔いているうちに、ある種は道端に落ち、鳥が来てそれを食べてしまった。
ある種は土の薄い石地に落ちた。
そこは土が深くなかったので、すぐに芽は出したけれども、太陽が昇ると焼けて、根がないためにかれてしまった。
ある種は茨の中に落ち、芽が伸びてそれを覆いふさいだので、実を結ばなかった。
ほかの種は善い土地に落ち、伸びて大きくなり、実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。」
常に目標を意識しておくことが大事ではないでしょうか。
達成した時の感情を想像してできると信じる、そして、目標に向かって行動していくのが必要になってきます。
未来はまだ見たことないから、未来を見るって難しいと感じるかもしれません。
まだ体験したことでないから、想像しにくいかもしれません。
それゆえ、達成した時の感情を想像してみましょう。
明るく弾んだ、達成感。解放された自由な感覚、感情や感覚は今まで感じたものの中から思い出すことができるでしょう。
うれしさ、楽しさ、達成感、満足、充実感、…。
今まで経験したポジティブな感情を思い出してみます。
なりたい自分が感じているだろう感情や感覚は先取りできます。
そして、ゴールに達するまでの必要な行動が求められます。
行動していくと壁にぶつかります。
そういうときは、何でできないと考えるより、どうしたらできるだろうかと考えてみるのです。
スモールステップで、できたことを少しずつ積み重ねていけばあせらずに進めるのではないでしょうか。
そして、ゴールを達成したあなたをイメージできているのなら、あなたは目標を達成できるといえます。
達成したあなたが未来から今のあなたを見ていると考えたら、ゴールは遠くないと感じられるでしょう。
お読み頂きありがとうございました。