逆境を乗り越える思考法:言葉を変えると思え方が変わり行動が変わる

人生はいろいろあります。

「もうだめだ、どうしようもない」というような苦境に立たされる場面があります。

そして、逆境から抜け出ることができない状況に陥ってしまうことがあります。

そういう状況を長引かせないために、思考を見直してみてはどうでしょうか。

思考を作るのは言葉です。

その言葉を変えるのです。

今まで口にしてきた言葉を選び直すということです。

言葉は思考になり、思考が行動になります。


自分の物の見方(意識を向けているもの)が偏っていたとしたらバイアスを取り除くために、自分の思考を見直してみるということです。

消極的な言葉と思考をポジティブなものに入れ替える

失敗やトラブルが起きたとき、その原因を全部自分のせいだとして自分を責めることがあります。

「また、できなかった」と言って罪悪感にさいなまれていたとしたら、今までと同じです。

自分を責め続けて何かが変わったでしょうか。


自分のせいにするというのは謙虚な姿勢のように見えるかもしれません。

しかし、全部自分の責任ということはないでしょう。

原因を自分だと思って「どうせ私は~だから」と自分を否定する口癖を持っていたとしたら、これも良くありません。

そういう口癖は変えたほうが良いです。

「自分は〇〇にはふさわしくない」という思いをもっていたとしたら、うまくそれを手にすることはできません。

私は〇〇が欲しいと言っているのに、心の中ではできないと思っていたら願いがかなうことはないからです。

自分を責めすぎて自分の可能性を小さくするようなことは止めたほうがいいです。

ミスやトラブルが起こった原因は自分にもあるかもしれませんが、周りの環境も複合的にからみ合って起こるものです。

むやみに自分だけを責め続けているとエネルギーがどんどんなくなります。

精神状態がますます負のスパイラルにはまり込むだけです。
 

また、この失敗は取り返しのつかないことでどうしようもない、他のことも全部ダメになってしまうと考えるのもよくありません。


悲劇的に考えることがクセになってしまいます。

ダメだという思いを広げ、これからの人生もダメだろうと考えそうになったら危険です。

悲観的に考える癖があるとしたら自分は考え方に癖があるようだと自覚するのがいいようです。

悲観的に考えてはいないかと自分をチェックしてみることをおススメします。

逆境にいる意味を考える

出来事に意味を与えるのはそれを体験した人間です。

自分の期待通りにいかなかったら失敗したと思うし、うまくいったら成功だったと解釈します。

その時、自分の思う通りにいくことが必ずしも自分にとってよかったといえるものではないかもしれません。

自分にとってイヤだと思う出来事でも、何か肯定的な意味があるかもしれないと考えてはどうでしょう。

その出来事が持ってきた「ギフトは何なんだろう?」と考えてみるのです。

今まで走ってきたけど、つまずいて転んでしまったような状況ならば、少し立ち止まって自分を見直してみる機会なのかもしれません。


苦労ばかりが続くと、逆境が永遠に続いていくのだという絶望的な気持ちになります。

しかし、その悲劇的な状態は永遠には続きません。

思うように行かない状況にあるのは、何かを変えるチャンスと思えばどうでしょう。

方向が違うから見直すようにというサインが出されたと考えるのです。

自分を「今」という時点から、将来3年後、5年後というようにその時点に立って「今」を見たとしたらどう見えるか想像してみます。

未来の自分から見たら、今の自分はどう見えるでしょうか。

たぶん今まで浸っていたネガティブな感情から少し解放されるのではないでしょうか。

将来を変えるには「今」の時点で自分は変わることができると思うことです。

逆境にいるといろいろ問題が出てきてうまくいかないなと思います。

しかし、後から考えると、あの時うまくいかないと嘆いたけど、あのタイミングだったから今の成功につながったと思えることがあります。

自分が思っていたものより、よいものになっていたということがあるのではないでしょうか。

時間はかかったけど、その時のタイミングだったからよかったんだと思えることがあります。

あのタイミングだからこの人に巡り合えたとか。こういうやり方を知ることができたとか…。

すべての出来事は偶然であり、かつ必然であるといわれます。

自分にとってものごとはベストなタイミングで起こるものだと思うと現状を違う視点で見ることができるのではないでしょうか。

思いを書き出し、言葉と行動を変える

自分の思いを書くと、冷静になれます。

感情を整理するために、悲劇的なことが起こったら出来事と感情をノートに書き出してみることをお勧めします。

書くことで自分とじっくり向き合えます。

頭の中が整理され、自分を客観的に見ることができると思います。

何か違うことをしているのではないか、幸せとは反対の考えをしているのではないかと点検してみてください。

そして、自分は変わると決めることです。

思考のクセを直し、ただ自分がなすべきことを淡々と継続してやっていくことがいいのではないでしょうか。

自分の頭だけで悩み続ける時間を短くし、行動に注意を向けてみてはどうでしょう。

すぐに取り掛かれなかったら、自分を癒し、元気を取り戻すため休むのもいいと思います。

そうするうちにエネルギーが高まり、光が見えてくるでしょう。

マザー・テレサの格言に次のようなものがあります。

「神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけです」

お読み頂きありがとうございました。

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