恋人に尽くす女性は飽きられるのでしょうか?
それは、尽くし方にあります。
女性は愛する男性に尽くしたら、愛されると思い、尽くします。
相手ははじめはうれしいと思っているのですが、だんだん、有り難味が感じられなくなります。
お店の試食コーナーのたとえで恐縮ですが、無料で食べ放題だったら、ありがたみが薄れますよね。
でも、試食は少しだけで、「もっと食べたい!」と思ったら、お金を払ってでも手に入れたくなるのではないでしょうか。
恋愛も同じで、相手が「彼女をもっと喜ばせたい!」と思う余白を残すことが大切です。
この記事では、恋愛における男性と女性の心理を明らかにし、長続きする恋愛にはどのようなことに気をつければいいのか考えていきます。
最後に、女性の尽くし度チェックリストをご用意しましたので、やってみてください。
目次
尽くす女性が飽きられる理由

恋愛における男性心理
男性は本能として、狩猟心理があります。
獲物を取るために全力を出します。
恋愛においても、男性の本能が働きます。
好きな女性を手に入れたいと思い、努力をします。
しかし、女性が尽くしてくれることで、男性は女性から愛されていると確信し、その女性に対する興味が薄れてしまうことがあります。
もう、手に入ったものに関心を持たないという心理になります。
ですから、何でもやって尽くす女性が飽きられるということが起こります。
尽くす女性の心理
女性は好きな男性に対して、愛の表現方法として尽くすということをします。
彼のためにできることをやってあげたいというのが、恋する女性の心理です。
女性は尽くすことで、相手の男性に愛されると思っています。
しかし、男性は女性と同じようには考えないようです。
はじめは尽くしてくれることがうれしく感じますが、だんだん慣れてきます。
そして、飽きてきて、うっとうしいと感じるようになることがあります。
女性と違い、男性は、「尽くす=愛」とは考えないのです。
尽くす女性は自己肯定感が低い?
尽くす女性がかならずしも、自己肯定感が低いとはいえませんが、尽くす女性にはその傾向が見られます。
自己肯定感が低いと、「ありのままの自分では愛されない」と感じやすく「彼に尽くすことで、自分の存在価値を証明しようとする」ことがあります。
手料理を作らないと「彼に愛されないかも」と不安になったり、彼のお世話をした方が愛されるのではないかと思い込んだりします。
幼少期の環境や過去の恋愛経験で、「自分が頑張らないと愛されない」と学習してしまった可能性があります。
また、自己肯定感が低い人は、「私なんかが大切にされるのは申し訳ない」と感じやすいです。
例えば、彼が「荷物を持とうか?」と訊ねたとき、「いいよ、いいよ、大丈夫」と遠慮したりします。
彼からプレゼントをもらうと喜ぶよりも、「お返ししなきゃ」と焦ってしまうのです。
うまくいく尽くし方

彼女がやりたくてやるという姿勢
尽くし過ぎる女性は、「彼を喜ばせること」が最優先になりがちです。
しかし、本当の長続きする関係は「自分も楽しめる関係」です。
いつも彼が最優先ではなく、「自分の趣味や友達との時間」も楽しむ姿勢を持つことが大事です。
彼のために尽くす、愛されるために尽くす、ということではなく、「自分がやりたい範囲で、無理なくやる」ということが大切です。
彼に頼ることも必要
男性は「手に入れるまでの過程」を大切にします。
そのため、彼が「彼女のために何かをしてあげたい」と思う方が恋愛が長続きします。
尽くし過ぎる女性は、彼から尽くされる経験が少ない人が多いです。
だからこそ、彼にも尽くすチャンスを与えることが大切です。
例えば、彼に小さなお願いごとをするのです。
「棚の上のものを、取ってくれる?」
「疲れたから、肩もんで~」
「飲み物、出してくれる?」というように。
このようなことをすることで、彼は「自分は彼女の役に立っている」と実感できます。
そして、男性は努力した分だけ価値を感じるので、愛情が深まります。
そうすると、女性は尽くすだけでなく、尽くされる喜びを感じることができます。
女性の自己肯定感を高める

「私はそのままで愛される存在」と意識する
尽くさないと愛されないと思わないことです。
尽くすことを「愛されるための手段」にしないことが大事です。
「何かをしなくても、私は大切にされていい」と自分に言い聞かせるだけでも変ります。
彼に尽くし過ぎるようなら、「私は本当にやりたくてやっている?それとも愛されるため?」と自分に問いかけてください。
この質問を習慣にすると、「尽くす=愛される」思考から抜け出しやすくなります。
受け取る練習をする
男性は「彼女を喜ばせたい」「彼女の役に立ちたい」と思っていることが多いです。
そのため、女性が尽くされることを許可すると、関係はより良くなります。
女性は、簡単にできる受け取りの練習をすることです。
例えば、彼が何かしてくれたら、「ありがとう!」と笑顔で受け取ります。
遠慮せずに「~してくれるとうれしいな」とお願いしてみることも必要です。
プレゼントをもらったら、「お返しを考える」よりも、まず表情豊かに「喜ぶ」ことを優先してみて下さい。
「自分を喜ばせる時間」を増やす
彼に尽くすだけでなく自分のための時間を増やすことで、自己肯定感は高まりやすくなります。
自分のための楽しみを持つことは必要です。
彼以外の趣味や好きなことを楽しむ時間を持つことです。
さらに、友人との交友も大切にし、彼だけでなく、視野を広く持ちましょう。
「自分がこれをしたら私が幸せになる!」ということを増やしていくことが自己肯定感を高めていきます。
彼だけのためでなく、「自分が楽しむため」に時間を使うと、尽くし過ぎが減って、バランスが取れるようになります。
「尽くし過ぎるチェックリスト」を持つ

自分が尽くし過ぎているかどうか、簡単にセルフチェックできるリストを持つと良いですね。
次にあげたリストをチェックしてみて下さい。
尽くし過ぎチェックリスト
- 彼がお願いする前に何でもやってしまう
- 彼の都合に100%合わせている
- 「私ばっかり頑張ってる」と感じることがある
- 彼のために何かするとき、自分の気持ちより彼の気持ちを優先している
- 「これをやったら、もっと愛されるかも」と思うことが多い
- 彼の予定や気分を最優先にして、自分の予定を後回しにしがち
- 彼の好きなものに合わせ過ぎて、自分の好みを主張できなくなっている
- 「彼が困るかもしれない」と考え、頼みごとやお願いを言い出せない
- 彼の機嫌が悪いと、自分が何か悪かったのかと不安になる
- 彼に何かしてあげないと、「愛されなくなるかも」と感じることがある
- 「私がいないと彼はダメになる」と思っている
- 彼の気分や態度に自分の感情が左右されやすい
- 「彼が何を求めているか」ばかり気にして、自分の気持ちを後回しにしている
- 友達や家族との時間より、彼を優先することが多い
- 彼に尽くすことで、「自分は価値がある」と感じることがある
15項目中、7個以上チェックがついたら「尽くし過ぎ」の危険信号と考えられます。
7個以上チェックがついたら試してみること
● 「私は何のために尽くしている?」と自分に問いかける
● 「私はどうしたい?」を基準に考えてみる
● 彼にお願いしてみる(小さなことから)
● 自分の時間や楽しみを優先する時間を増やす
● 友達や家族との時間も大切にする
尽くし過ぎると、恋愛が長続きしにくくなります。
バランスを取りながら、「愛されるための尽くし」ではなく、「自分が幸せでいられる恋愛」を目指しましょう。
もし相手が「何でもしてくれる」「尽くしてくれる」のが当たり前になれば、そのありがたみは減少し、感謝や努力の意欲も低下します。
逆に、適度な余白を残し、「もっと知りたい」「もっと一緒にいたい」と思わせることで、相手の愛情や関心が長く持続しやすくなるのです。
つまり、恋愛においては「適度なミステリー(未知の部分)」や「関係性のバランス」が相手の興味や愛情を維持するカギになるといえます。
「自分を大切にしながら、相手にも尽くさせる」ことができれば、彼はあなたをもっと大切にし、恋愛が長続きします。
お読み頂きありがとうございました。