おせっかいおばさんが伝えたいこと
おせっかいおばさんは、私です。
結婚したくないというあなたに余計なことを言うことになりますが、少しお話を聞いてください。
今はまだ独身でいいとか、付き合っている人がいない、結婚願望がないということを聞くことがあります。
知り合いの結婚してないアラフィフの人たちは結婚をあきらめているのか、はじめから結婚願望がなかったのか、…会社勤めをしている40代、50代前半で、親と同居の独身の人たちに結婚観を聞いたことがありました。
男女とも、「結婚はしない」、「関心がない」といいます。
異性に対する不信感とか、トラウマみたいなものがあるのかもしれないし、結婚に対する期待がないようでした。
今は、以前ほど独身者に対する偏見が少なくなったので、自由であることはいいように思います。
昔は女性は25歳まで結婚しないと売れ残りと言われて、クリスマスケーキに例えられ、揶揄されてました。
それが30歳までと年齢が延長されてきたようですが、今はどうなっているのでしょう。
しかし、今も女性は年齢を気にしながら生きなきゃいけないって、息苦しく感じる方もいらっしゃるでしょう。
けれど、確かに結婚に関しては、女性は若い方がいいという信仰みたいなものがあるようです。
生物学的に見て、そうなのかもしれません。
個々人に対して、年齢がどうこうというのではありませんが、統計上、人間を集団の状態で見たときに、一般的に若い女性の結婚率が高いということは事実です。
個人個人は、その人の巡り会わせとか運命とかもあるから、特定の人に対して一般論で語ってはいけませんけれど。
知り合いのアラサーの女性は、親に「絶対に結婚しない」と宣言しています。
誰かとの結婚話を拒否しているということではなく、結婚自体を拒否しているのです。
何で、頑なに結婚を拒絶するのでしょうか?
結婚すると自由がなくなると思うのでしょうか、してもいいし、しなくてもいいと思えば良いのでは…。
結婚しなければならないと周りから追い詰められて、イヤだと思っているのかもしれません。
一般的に結婚する人はするわけです。
今は相手がいないとしても…。
絶対、結婚しないと言い張るのではなく、将来の人生の選択肢はいくつもあったほうがいいように思えますが…。
結婚してもいいし、しなくてもいいと…。
一つの道を封鎖しないで、どちらにも行けるように結婚という選択肢も考えてみたらどうでしょう。
大きな命の流れの中にいるあなた
人間は植物や動物と同じく命のある生命体です。
動物と同じように、人間の中にある本能に注目してもいいのではないかと考えるのです。
野生の魚や鳥や動物は、生まれて成長して大人になり、子どもを産み育て子を巣立ちさせ、そして、死んでいきます。
そんな動物としての生き方を人間も、思い出してもいいのではないでしょうか。
命を繋いでいくという感覚です。
動物としての本能に従うという生き方と、言っていいでしょう。
私も生命の流れの中にいるという感覚は、誰でもあるはずです。
命のエネルギーの中にいる感覚を、感じてみてはどうでしょう。
先祖を見ていくと祖父や祖母、父や母、他人が夫婦となって家庭を築き、子供を生み育てていきます。
そして、その子供がまた他人と夫婦になって、子供を生み命を繋いでいくのです。
そういう生死の流れの中にいる自分を感じることができるから…、家族を持つということはそういうことではないでしょうか。
結婚で変わらないもの、変わるもの
結婚によって変わらないものがあるとしたら、それはお互いの共通の記憶です。
20代、30代で結婚したカップルが歳を重ねていくと、お互いの昔の姿を知っているわけです。
浜田省吾の「星の指輪」という曲があるのですが、子供達をお母さんに預けて夫婦でデートするという内容の歌詞です。
その歌詞の中に「一番きれいな君を知っているから…」という言葉があります。
夫は妻の若くてきれいな時を知っている、妻も夫のすてきな姿を覚えている、そういう過去の記憶を共有できる関係を結婚という形で続けていけたら、…どうでしょう。
人間は立場が変わると、世界の見え方が変わります。
子供の頃の見え方と、大人になってからの見え方、そして親になってからの見え方は、それぞれ違います。
見えなかったものが見えてくるという経験もできます。
人は歳を重ねて立場を変えると、違う世界が見えて、異なる経験ができます。
他人同士が夫婦になったら、別々な家庭環境で育ってきたので、お互いの生活習慣に戸惑うことがあるかもしれません。
結婚生活はどこまで相手を許容できるか、そういう練習の場です。
様々な、独身時代とは違う経験ができます。
お互い、その経験や体験による知恵も増えていきます。
あなたが明確に結婚を否定するものでなければ、結婚は人生の選択肢の一つであり、独身生活の延長ではなく違う世界になるということです。
結婚によって、あなたが愛し愛される人とこれからの人生をいっしょに歩んでいくとしたら、一人でいるよりもずっと心強いはずです。
絶対に結婚しなければならないということではなく、反対に、絶対に結婚しないと言い張るのでもなく…。
もし、失敗したと思ったら離婚すればいいし、一回ぐらい結婚してみてもいいのではないでしょうか。
無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、何ごともやらなければわからないわけです。
無理にあなたの可能性を狭めなくてもいいのではないですか。
行動してどんどん進んでいけば、人生苦しいこともあるでしょうが、楽しいことも多いのではないでしょうか。
結婚で人生のステージが変わる
絶対に結婚しないと言い張るのではなく、してもいいし、しなくてもいいと思っていれば良いのではないでしょうか。
何事も決め付けることなく体験できたら、あなたの可能性は広がります。
しかし、何ごとにもプラスの面とマイナスの面があることは、確かです。
結婚は生活ですから、現実なのです。
結婚で幸せになる人もいれば、傷つく人もいるでしょう。
でも、長い人生の時間軸で考えたら、どちらも自分にとって良いことなのではないでしょうか。
女性は結婚したら、娘から妻になり、子供が生まれたら母になるわけです。
それぞれでステージが変わり、妻としての役割、母親としての役割など、経験していきます。
結婚は、人生を彩るものと捉えたらいかがでしょうか。
間違った結婚であれば、勇気を持って解消すればいいのです。
行動を続けることが、体験することが生きているってことではないかと考えると、なんでも経験することは楽しいのではないでしょうか。
最後に、もう一言。
「いい人が現れたら結婚してもいいかな」と考えているかもしれません。
でも、何事もそうですが、目標(ゴール)を明確に決めてそこにたどり着くと決意をしなければ、達成できません。
なので、結婚を考えるのなら、今、意中の男性がいなくても「結婚」という目標は設定しておくべきなのです。
お読み頂きありがとうございました。