元気になる言葉、力をそぐ言葉
普段よく使う言葉や口ぐせがありますか?
自分では気づかないで無意識に使っている言葉や出てくるフレーズがあるかもしれません。
何かしてもらったら、すぐに「ありがとう」とすっと口から出てくる人がいます。
「無理」という言葉が口ぐせになっている人もいます。
無意識に使う言葉が私たちにやる気を起させたり、しぼめたりすることがあるのを知っていらっしゃるでしょうか?
日本は言霊の国だといわれます。
発した言葉に魂が宿りその言葉が現実になるという、言霊です。
言葉には力があります。
実際、自分が使う言葉で行動が決まってしまうような感覚になる言葉があります。
「無理」の言葉が出てきて、「できない」と続きます。
やりたくないし何もしないのがいいと思っているから、「無理」「できない」を言ってしまいます。
口から出た「無理」、「できない」の言葉は現実になり、行動が止まってしまいます。
言葉には情感が伴ってきます。
言葉は人の心に感情を生じさせます。
「かわいい」と言えばかわいい人や物が浮かびます。
愛らしいものをめでる感情が湧いてきます。
「強い」と言えば強固な壊れそうもないイメージがあります。
頼もしく感じるかまたは、脅威に感じるかもしれません。
その言葉を言ったり聞いたりした場合、体に力を感じるか、または気力がなえてしまうということがあります。
ネガティブな表現の言葉は、私たちの力を奪います。
ネガティブな言葉はそれを使ったり、人が言っているのを聞いてもネガティブ感情になり、力がそがれることがあります。
ネガティブな言葉はネガティブな感情を伴っています。
ネガティブな言葉を使うことが多いと、否定的なことを考えることが多くなります。
否定的な考えは否定的な感情を生んでしまいます。
ネガティブな言葉を使っている人は、使うごとにネガティブな感情が無意識に蓄積されていくといってもいいでしょう。
ネガティブな言葉は力を奪いますから、ネガティブ感情が溜まっていき活力が無くなります。
人間は感情に従う
人間は理性ではなく、感情によって動きます。
感情にはネガティブな感情やポジティブな感情があります。
そのすべての感情は人間にとって必要なものです。
感情を感じることは、ものごとに対する自分の正直な反応ですから、大切なことです。
感情は感じ切ると小さくなったり、消えていったりします。
不運な出来事や嫌なことがあったら嫌な気分になるのは当たり前だから、否定的な気分になることはしようがないという人がいます。
そうなのですが、いつまでもネガティブな感情に浸っていて、その場に止まり行動できないとよくありません。
私たちは身体が痛いとき、「痛い。」と言います。
実際事実なので、そう言うしかないでしょう。
聞かれたら、身体の状態を表現する時、ネガティブな言葉「痛い」「辛い」というかも知れません。
しかし、「痛い、痛い。」と言い続けたとして身体が治るものでもありません。
その「痛い」と言った後に、「この痛さはずっと続いて治らないのではないか。」とか、「自分はなんてかわいそうなんだろう。」と自分の状況を嘆く場合があります。
そうするとネガティブな状況にはまり込んで、抜け出せなくなります。
ネガティブな感情が否定的な言葉を使うことによって誘発されるとしたら、言葉に気をつけることが大事です。
ネガティブな言葉を使い続けていると、その言葉がネガティブ感情にパワーを与えてしまいます。
ネガティブな言葉は生きる力をそいでしまいます。
だから、使う言葉は慎重に選ぶべきだといえます。
ネガティブな気持ちを口に出したくなったら、表現の仕方を変えてみましょう。
言葉から受けるダメージを小さくするために、「悪い」を「よくない」、「苦しい」を「ちょっとすっきりしない」、「疲れた」を「少し元気がない」というように言い換えたらどうでしょうか。
パワーのある言葉
口癖は大事です。
何気なく使う言葉によってやる気を高めたり、力がそがれたりします。
日ごろからネガティブな言葉を使わないように意識することは大切です。
どんな言葉を使うかで、どんな人になるか決まるといっても過言ではないでしょう。
難問にぶつかっているとき「どうしていいかわからない」と言ってしまうと、本当にそうなってしまいます。
行動が止まってしまいます。
そういう時は「人生の成功の階段を昇っている途中だ。」と言い変えればどうでしょう。
また「不運続きだ。」と言わずに、「今は人生の冬の時代だ。」というような言い方をしてはどうでしょうか。
言葉には力があります。
力を与えてくれる言葉や力をそぐ言葉があります。
使う言葉が現実になります。
無意識に使う言葉は、普段自分が考えていることです。
言葉を変えることによって、望む現実を創り出すことができます。
自分にパワーを与えてくれる言葉を使い行動することで、たどり着くゴールが違ってきます。
お読み頂きありがとうございました。