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一年の計を立てる
一年の計は元旦にあり、といわれます。
元旦とは元日の午前中で、一年の計画を決めるのは元日の午前中に決めるということです。
そうしたら、午後からはもう行動を始めよということでしょうか。
だとしたら、前年の12月末にねれた計画を作りスタートしたほうが余裕があるように思います。
あなたには来年はこうしたい、こうなりたいという願望があるでしょう。
年末にあなたの来年の計画を作り上げたらどうでしょうか。
なぜ三日坊主になるのか
三日坊主ということわざがあります。
あきやすく長続きしないという意味の三日坊主です。
あなたも3日から一週間ほどは続きますが、その後は全くやらなくなるという経験があるのではないでしょうか。
それは当然といえるかもしれません。
今までやったことのないことを急に始めるわけですから、やっているうちにしんどくなります。
人間は変化を好まないし、今までのやり方がいいのです。
自分のホメオスタシスが機能しますから、元に戻そうとします。
ホメオスタシスは「恒常性」ともいいます。
人間の体温が36度程度の一定温度に保たれるように働くのはホメオスタシスの機能があるからです。
新しいことを始めても三日坊主に終わるのは、自分のホメオスタシスが機能しているからといえそうです。
習慣や環境などを意識で変えたいと思っても、現状を維持したいという心理が働くということです。
人間は安全・安心が第一ですから、今までと違うことをするのは変化している、安全ではないと判断しているのでしょう。
今まで通り安定している現状維持がいいと思うので、元の状態に戻そうとして、新しいことをやめさせようとします。
1回、2回、3回と回数が増える度にやる気がどんどんなくなってしまい、「今日一日ぐらい休んでもいいかな」「また、明日からやればいい」と思うようになります。
そして、その「明日」になったらまた「明日でいいか」と先延ばしにしてしまうのです。
最後には止めてしまったということになります。
現状維持がいいと思っても、現状維持というのはありえないという意見があります。
この世界のものはすべて変化しているからです。
岩や石でも長い時間の中で変化しています。
現状を維持したかったら、すべてのものに何らかのメンテナンスが必要でしょう。
あなたがこうなりたい、こうしたと願うならば変化が必要です。
そのためには、行動をしなければなりません。
あなたの中のホメオスタシスを上手に誤魔化しながら…。
そのためには、あなたが目指す目標を明確にして、急な変化ではなく、徐々に少しずつ変化していくことが大切です。
うまくいく計画の立て方
1.目標を明確にする
こうなったらいいなと思うだけでは、何も変わらないことを経験しているのではないでしょうか。
明確にゴールを決めます。
あなたがたどり着くゴールはどこなのか、脳にしっかり意識させることが必要です。
ダイエットなら、5kgやせるという具体的な目標を決め、いつまでに達成するか時間を区切ります。
そしてこのワンピースが着れるようになるというようにビジュアル化してみるとよいでしょう。
2.長期、中期、短期の行動リストを決める
一年後はこうなると決めたら、半年、3ヵ月毎にやることを決めます。
途中で計画を修正することもあるでしょう。
軌道修正をしなければならなくなるかもしれませんが、臨機応変に対処しようと考える方がいいようです。
その際、どうしてできないのかと自分を責めると行動できなくなりますから、計画をやりやすいものに変えていくほうがよいようです。
3ヶ月毎、そして1ヵ月毎、一週間毎と細かく計画していきます。
そして、毎日その日やることを決めて実行します
3.自分をほめる
計画通りにやれたらいいですが、そうでなくても、少しでもできたことを自分でほめます。
何かご褒美を自分自身にあげるとよいです。
完璧主義にならないように、あなたのプラスの面を見てほめてください。
そうすると、また新しい気持ちで取り組む意欲が湧くでしょう。
あなたの成長を時で図る
人間は過去を振り返り、未来に希望を持ちます。
自らを省みるのは、羅針盤で方向を確かめるように確実にゴールにたどり着くのに必要なことではないでしょうか。
なりたいあなたになるために、年末に行動の計画を明確にしてみてはいかがでしょうか。
お読み頂きありがとうございました。