人のせいにする人と人のせいにしない人の違い~「主体的に生きる」を考える

職場で人のせいにする人

職場で大事なお客様の資料が失くなったとき、「私はちゃんと管理していたから失くしようがない。私のデスクから誰かが抜き取ったのではないか?」と言い訳し、自分に責任がないという人がいます。

大切な資料なのに、言い訳が多く「私は悪くない」と主張します。

しかし、預った資料はその人が管理していることはみんな知っているのです。

それ以上その人に何も言えず、資料も見つからずどうしようかと困り果てました。

結局お客様に再度資料を提出してもらって、ご迷惑をかけてしましました。

人のせいにする人の特徴

人のせいにする人は、ものごとに受け身であり反省がないため成長が見られないという特徴があります。

例えば「私はただ言われただけ。それで言われたことはやりました。結果は、私には関係がありません」と言います。

さらに「どうして、私が責任を取らないといけないの?」と不満を言います。

「私には関係のないことです。むしろ、私は被害者です」と自分の”シャッター”を降ろして被害者になります。

一般的に自分のミスと認めたら、次はどうやったらうまくやれるか考えます。

でも、自分事とは思わなかったら反省もありません。

次もまた同じミスを繰り返す可能性が大きく、人間的に成長しないのではないでしょうか。

人のせいにすると信用を失くし、円滑な人間関係が築けなくなります。

職場で仕事のミスがわかったとき、「このミスはあの人が関係しているのではないか?」と疑われかねません。

「この前もあの人がミスしたよね。やり直すのにみんな大変だったね」と言われることになるかもしれません。

人のせいにすると信用されないし、ネガティブな評価がされ、周りとうまくやっていけなくなります。

職場の人間関係も悪くなり、その人に積極的に関わりたいとは思う人はいなくなるのではないでしょうか。

仕事の評価も落ちて信頼されないでしょう。

人のせいにしない人の特徴

人のせいにしない人は、自分の行動に責任を持ち、その結果にも責任を持ちます。

失敗したとしても失敗を受け入れる覚悟があります。

次は成功できるようにと、よりよいものにしようと工夫や改善をし挑戦し続けることができます。

人のせいにしないで自分に責任を持つ人は、人間的に成長し続けることができます。

人のせいにしない人は、自信を持っています。

自信があるということは、完璧であるということではなく、諦めずにやり続けるマインドがあるということです。

行動している途中でネガティブな出来事があっても、すべて受け入れて改善して進んでいける人です。

ダメだと思う時もありますが、そんなダメな自分もOK(オッケー)を出している人です。

自分を肯定できる人だからこそ、何ごとにも挑戦することができます。

主体的な生き方を考える

人のせいにすると、自分に起こった出来事は受け入れたくなければ受け入れないという選択ができます。

そして、受け入れたくない結果を誰かのせいにすることもできます。

問題が起こったら、解決方法は考えないし、行動もしないという態度が取れます。

現実を無視するという選択肢もあります。

自分に起こったことは自分には関係ないし誰かのせいなのだから、私にはどうする事もできないと考えます。

どうする事もできないと諦めて、受け身で他人任せの生き方になるかもしれません。

周りが何とかしてくれるのを待っていなければ、ものごとは進まないと思います。

自分の人生は周りの世界次第なのだから、自分ではどうしようもないという主体性のない態度になります。

対して、人のせいにしない人は、自分に起こった出来事を自分事として捉え、結果に責任を持ちます。

そして、結果に対する周りの批判も受け入れることができます。

でも、最終的な評価は自分自身が下します。

自分に起こった出来事は自分が始めたものであるとわかっているから、結果を引き受ける覚悟があります。

何事も主体的に選択し、自信を持って行動します。

なにより、自分の人生の舵取りは自分がするものだと思っていますから、不都合なことやネガティブなことが起きても、解決しようとします。

自分の力を信じているので、自分を尊重するという感覚があります。

自分の人生の主人公は自分であると思っていますから、望む結果を手に入れることができると信じて行動し続けることができます。

誰のせいにもしない人は、主体的な生き方ができる人といえます。

お読み頂きありがとうございました。

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