悩みグセや心配性は脳のクセ
具体的なトラブルがあるわけでもないのに、過去のことを後悔したり、未来を心配することがあるかもしれません。
あれこれと考えていると、イライラしたり不安になったりと感情が不安定になります。
脳は、様々な良くないシチュエーションを描き出したり、どうしたらいいか?とぐるぐる考えています。
過去のことを悔やんだり、未来のことを心配するのは、脳のクセともいえます。
起きてしまったことを悔やんだり、未来のことを心配するクセが付いているのかもしれません。
意識が過去や未来に飛んでいるとき、人間は悩みや心配事から解放されません。
悩みや心配事を手放すには、今、現在に意識を止めておくことが大事であるといわれます。
意識を今に集中させるために、次のことを実践されたらどうでしょうか。
瞑想をする
ネガティブな気持ちはネガティブな思考から来ているといえます。
ネガティブな考えに捉われているとき、考えることを中断するために瞑想をしてみましょう。
心と身体はつながっています。
嫌な感情で身動きできないときは、論理的に解決しようとしても無理なので瞑想をしてみます。
また、気分が落ち込んでエネルギーが出ないときは、身体が疲れているのかもしれません。
無理に気分を上げようとしてもうまくいかないのなら、休むのもありです。
気持ちがなえて何もしたくなかったら、何もしなくてもいいと自分自身を許してあげて下さい。
瞑想のやり方ですが、一人静かな所で、呼吸に集中する瞑想をしてみます。
雑念が湧いてくるでしょうが、それを追わず自分を俯瞰して見ます。
「今、雑念が湧いているな。」「心配している自分がいる。」というように…。
そして、また、吐いて吸って、吐いて吸ってと呼吸に意識を向け直します。
最初は、一日5分から始めてみましょう。
慣れたら15分から20分ほどやってみてください。
瞑想をしたら、気分が先ほどとは少し違ってきたのを感じるでしょう。
思考のクセを見直す
「~しなければならない」という思考を手放してみましょう。
「~しなければならない」ことは、もともとないということに気づいてください。
私たちは赤ちゃんの時に「しなければならない」ことはなかったことを思い出してください。
いつのころから「~しなければならない」という生き方になったのでしょうか。
「~すべき」、「~であれ」というのは、言うならば他人が決めたことです。
他人の決めたことに、あなたが従わなければならないとはいえないでしょう。
「何をするか、何をしないか、決めるのは私自身である」ということを中心にして下さい。
「今、ここ」に意識を集中
先ほど言いましたが、心と身体はつながっています。
「今、ここ」に集中するには、身体に意識を向けてみます。
五感に意識を向けるのです。
例えば、身体を動かすと、気分が変わります。
散歩に出かけるとか、アップテンポな曲に合わせて踊るとか、とにかく身体を動かしてみます。
音・声は波動のエネルギーです。
声を聞いたり、声を出したりするとエネルギーが入ってきます。
一瞬で気分が変わることがあります。
新しい考えが湧いてきたりします。
無意識は意識より圧倒的なパワーがあります。
意識は、過去、現在、未来と時間の区別ができます。
でも、無意識は「今、ここ」しか捉えられません。
頭で問題を何とかしようとネガティブな感情の中、あせっても嫌な気分から逃れられません。
身体を使い、「今、ここ」に集中することが有効です。
そして、目の前のことを気持ちを入れて、やってみます。
お掃除をするならお掃除に集中します。
散歩をするなら、何も考えずにただ歩いてみます。
そうすると、だんだんと気持ちが落ち着いてくるのがわかるでしょう。
気分を変えるには、五感に直接アクセスしてみてください。
視覚、聴覚、肌の感触、味覚、臭覚など「今、ここ」で感じることのできるものに意識を向けると、悩みや心配事から解放されます。
そして、「今、ここ」でやっていることを丁寧にやってみてはいかがでしょうか。
お読み頂きありがとうございました。