植え付けられた罪悪感:「あなたのせい」と思わされてきた記憶

自分を責めるのは罪悪感があるから

上手くいかないとき「自分はダメな人間」だと思う人がいます。

悔やんでいる過去があり、後悔の念のさいなまれます。

そして、失敗するたびに自分を責めます。

また、人からの感謝や愛情を素直に受け取ることができないでいます。

罪悪感が強いのかもしれません。

罪悪感は「自分が悪い」「私のせい」と自分を責める感情です。

「私は悪い人間である。だから人に奉仕しなければならない。そうして人に許してもらわなければならない」と思わせる価値観です。

「この人の期待に応えられなかった、申し訳ない」「もっと次はがんばるから、許して!」となります。

人に責めれらたら、すぐに謝り弁解をしてしまいます。

他人から言われると防衛的になり、思い出すとつらいという感情になってしまいます。

罪悪感があると自分がやったことややらなかったことの結果を全部自分のせいとして自分を責めます。

普通、結果が他人に迷惑や被害を与えたとしたら素直に謝罪するという行動に出ます。

それでお終いにします。

しかし、必要以上に罪悪感が強い場合は自分を過度に追い詰めます。

罪悪感は持たされてきたもの

子供の頃、母親の手伝いをイヤだと言ったら「いいわよ。やらなくても、ママがやるから。」と言われたことがあるのではないですか。

あなたを苦しめているのではないでしょうか。

「忙しいのに何もかもママがやらないといけないのね。」と言って手伝わない子供に「誰も手伝ってくれない」と嘆きます。

自分は忙しく大変なママを手伝わないダメな悪い子供だと思います。

罪悪感は他者があなたをコントロールするために持たされた感情です。

やったことややらなかったことが招いた結果を判断して、それが全部自分のせいと決めつけることが果たしてよいことなのでしょうか。

人は親や自分を育ててくれた人から人間関係を学びます。

子どもは周りの人たちの感情表現の仕方や価値観を受け継ぎます。

その中で、どういう時にどういう反応をするかということを身に付けていきます。

「あなたがもう少ししっかりしてくれたら」「ママをこれ以上苦しめないで」…というような言葉を使われると、子どもは罪悪感を感じます。

子どもは親を愛しているので自分を責め、罪悪感を持つようになります。

罪悪感を持つと、「結果がだめ」と判断されたら「自分が悪い」とまず認めることから始まります。

そして、その判断を下した人からしかられ責められることを恐れているということになります。

その人の価値観を守れなかった自分を自分自身で罰しています。

そういう子は大人になり、親とか罪悪感を与えた人と同じような行動を取ることがあります。

親とかと同じように、会話の中で相手に訴え、自分の要求を通そうとします。

罪悪感があると相手に対して攻撃的になる場合があります。

相手に罪悪感を持たせる行動を取るのです。

例えば相手に対して、泣きわめく、責める、激怒するというような行動を取るのです。

「自分はいかに惨めであるか」「自分が正しいか」を相手を責めながら伝えようとします。

これは意識的にそうするのではなく、無意識にそういう会話をしてしまうのです。

自分でも気が付かないことが多いのです。

罪悪感を感じやすい人は、やさしく優秀な人

必要以上に自分を責めて苦しいのなら、自分の中に矛盾があるということです。

他者が自分の行動を批判する価値観をそのまま自分の中に持ってしまっているからです。

「自分が悪い」「自分のせい」という思いがあるから自分を責めます。

自分の価値観を尊重する自分がいたら、罪悪感を感じなくてもすむのではないでしょうか。                  

どうして自分の価値観や判断を尊重できないのでしょうか。

それは、自分の価値観で行動することに対する恐れから来ています。

その価値観を与えた人との関係が壊れるかもしれない、現状をずっと維持していけなくなる恐れがあるかもしれないということです。

不安を感じてこれまでの安心できる状態が変わってしまうかもしれないからです。



自分を主張することの恐れが罪悪感を生み出しているといえます。

母親が機嫌が悪かったら、何が原因か分からないけど、機嫌を取ろうとする子供がいます。

自分が責められている気持ちになるので、最悪な状況を変えたいと機嫌を直そうとします。

他人の価値観に従っている自分が、本当に感じている自分の感情や思いに正直になったら、どうでしょう。

はっきり自分の意思を表わし自分自身の基準で行動を選択できるとしたらどうなるでしょう。


自分の意識と「本当の自分」を一致させることができ、自己肯定観を高めることができます。

本当の自分を生きるには、自立を求める勇気が必要となります。

ただ、親がそんな育て方をしたのが悪い、だから親を責めるべきと言ってるのではありません。

人は完璧ではないのです。

親であっても完璧ではないのです。

自分には罪悪感があり自分を責めてしまう考え方があるということに気づくことが大事です。

そうすれば自分を客観的に見ることができると思います。

最後に

人は承認されたい、足りないものを手に入れたいという気持ちでがんばります。

そういう時は、自分を追い込んでいて欠けているものを早く埋めたい、完全なものにしたいという気持ちが強いです。

でも、満足するほどの結果が得られない。だから苦しくなります。

        
自分が悪いから、悪い人間は「資格がない」「楽をしてはいけない」「努力しなければいけない」という価値観で自分を縛ってしまいます。

心と身体がばらばらな状態になっていきます。

自分は不完全な人間という思いが強くなります。

しかし、そんなに自分を追い込まなくてもいいのではないですか。

罪悪感が強いのは、罪悪感を持たされてきたからです。

周りの人間によって。

それはあなたを自分の思うようにコントロールするためです。

あなたを縛る罪悪感を疑ってみることです。

人間はみな完璧な存在です。

何も欠けていないし、何も劣っていないということです。あなたは完全な存在なのです。

勇気を出して自分の考えを表現することが大事なのです。

お読み頂きありがとうございました。

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