自信は自己肯定と自己万能感
自信があるというのは、自己を肯定していて自分はやれると思っている状態です。
自分は大丈夫だし、やれる能力はあると思っています。
しかし、自信がないときは何か恐い気がして、やれる気がしません。
一般的に今までやったことがないことに挑戦するときは、自信がない人が多いでしょう。
例えば、副業を始めようかと思うけど何をやったらいいかわからない、それに私にやれるのかという不安があり、自信がないので行動できません。
自信を持てない原因
私たちは周りの評価を気にします。
うまくいけばほめられるけれど、失敗したら恥ずかしい、何を言われるかわからないと恐れます。
自信がない人は、評価や批判されることを恐れます。
それは、他人から自分はどのように見られるのかを気にしており、他人の評価が絶対であると思い込んでいるからではないでしょうか。
言うなれば、他人軸で生きているようなものかもしれません。
批判が恐いなら挑戦しなければ失敗することはないし、他人からいろいろ言われることはありません。
何もしなければ、何も批判されないでしょう。
行動できない人は、「私にはできない」「私には無理」と言ってやらない傾向があります。
対して、自信のある人は自分を肯定していて能力があると思っているので、新しいことに挑戦していきます。
自信のある人は何でもできる人ではなく、自分のいいところはわかっているし、ダメなところも受け入れている人です。
ですから、自分で決めて自主的にやっていくことができます。
行動の基準を、自分軸で考えられる人です。
なので、「私はできる」「~しよう」と思います。
自信をつける方法
リソースを見つける
自信は過去にあります。
自信を持つには、過去を振り返って自分のリソースを思い出してみます。
リソースとは能力、経験、人脈、お金、情報など自分の中にある「資源」です。
「私には何のリソースもないわ」と仰る人がいるかもしれません。
しかし、実際には人間の中には無数のリソースがあると言われています。
ただ、それに焦点を当てないと見つけることはできません。
自らに「私が持っているリソースは何だろうか?」と問いかけてみることです。
人はすぐそばにあるものでも、意識を向けないと見つけられないことがあります。
部屋に「赤い色のものを言ってみて」と言われたら、赤いものを探します。
それと同じように、リソースは自分の中に必ずあるという自覚を持って自分の内面に焦点を当ててみてください。
自問自答することであなたの中にあるリソースに気づくはずです。
「私にはどんな能力があるのか?」→「細かく計画を立てることが得意」
「私にはどんな経験があるのか?」→「一人旅の経験が何度かある」
「私にはどんな情報があるのか?」→「心理学の勉強に集中して知識を得た」
「私にはどんな人脈があるのか?」→「職場の先輩にはなんでも相談できる」etc
似たような体験はなかったかと考えたら、これから挑戦したいことと似たような経験を思い出すかもしれません。
他人の評価を真に受けない
周りには「そんなこと無理だよ」「やめたほうがいい」という人がいるかもしれません。
評価する人はその人の価値観で、「無理だから、やらないほうがいい」と言っているに過ぎないのです。
その人の意見は「そうなんだ」と受け止めればいいだけであって、「あなたはそう思うのですね」と答えればよいのではないでしょうか。
「でも、私はそうは思わないから、やってみたい」と思っていたら、それでいいのではないですか。
すべて他人の意見を受け入れなければならない、他人の評価で自分の価値が決まると思い込むのはよくありません。
他人はあなたの人生に責任を持つわけではないことを忘れないほうがよいです。
口ぐせを変える
言葉がその人をつくると言われます。
日頃から「でも」「だって」「どうせ」「できない」「無理」というネガティブな言葉を使っているとしたら、その言葉を言いたくなる現象が起こります。
意識を向けたことにエネルギーが集まります。
できないと思っていたら、できるものもできなくなるでしょう。
言葉には力があります。
「なんとかなる」「そのままで大丈夫」「できる気がする」「問題は起きてない」と言ってみてください。
新しいことに挑戦するときは、不安や心配があるのはあたりまえといえるでしょう。
でも、現実はただ不安に思っているだけで、実際には何も問題は起きていないことに気づくのではないでしょうか。
問題が起きたとしても、冷静に自分を俯瞰してみると解決する方法や情報が出てくるものです。
不安になってやめてしまうのか、それでもやってみようと行動するのか、その差がその後の人生を決めるのではないでしょうか。
挑戦することは成長につながり、世界を広げてくれます。
自分の中にあるリソースを思い出し自分を信じて、やりたいと思うことをやってみてはいかがでしょうか。
お読み頂きありがとうございました。