潜在意識を味方にして夢を実現する:細かく・リアルに・臨場感のあるイメージング

潜在意識は顕在意識よりパワフル

意識には顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)があります。

顕在意識は自分が認識することのできる意識です。

潜在意識は自分が認識できない意識です。

人間は顕在意識において言葉を使って思考します。

潜在意識はそれ以外の感情や感覚、運動、身体の反応等に関係します。

価値観や記憶は潜在意識の領域に保存されています。

顕在意識で考えたことを実行するのが潜在意識であるといわれています。

この2つの意識の力関係は潜在意識は顕在意識の2万倍といわれています。

私たちは、一年の計は元旦にありといって一年の目標を決めます。

今年は毎日日記をつけようと決心します。

しかし、多くの場合三日坊主に終わるのではないでしょうか。

これはなぜなのでしょう。

人間は安心・安全でありたいという欲求が強い生物です。

生存が一番重要ですから、変化を嫌います。

顕在意識が新しいことをはじめようと決心します。

それを実行するのが潜在意識なのですが、潜在意識は今まで通りの状態を保とうとします。

人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)があるため、新しいことをはじめても元の状態に戻そうとします。

日記をつけるという行為は今までしてこなかった行動ですから、日記をつけ始めても元の状態に戻そうと働きます。そして、三日坊主に終わるということになります。

潜在意識が顕在意識よりパワーを持っているので、意志の力だけでは行動が継続しません。

潜在意識はイメージを実現する

顕在意識は「時間」と「空間」の概念があります。

私たちが過去の体験を思い出すとき、何年何月どこで何をしたかという形で過去を回想できます。

過去の自分は、今の時間と場所にはいない自分のことだと認識できます。

しかし、潜在意識は「今」という時間と「ここ」という場所しか認識できません。

過去の体験を思い出すときは、頭の中で映像を映し出している状態になっています。


過去の記憶を再現するときは、イメージを頭の中に描くという体験をします。

ある記憶を思い出したとき、それが過去だとわかるのは、顕在意識が何年何月何日の出来事という認識をしているからです。

顕在意識では、過去のある場所での出来事ということがわかっています。

しかし、潜在無意識はそれが過去のイメージであっても頭の中でイメージが描かれていると、それが現実の世界で起こっている、すなわち今の現実であると捉えます。

そしてそのイメージに対する身体の反応身体感覚)を起こします。

例えば「香水」という曲がありますが、ある特定の香水の香りをかぐと昔の恋人を思い出すという歌でした。

現実にその場にその恋人はいないのに、その場に現れたかのように自分の心や感情が揺れるというような感覚が起こりました。

顕在意識は過去の記憶は現実でないと捉えていますが、潜在意識は現実だと認識しているのです。

そして、潜在意識は現実とイメージの区別がつかないので、イメージした「今・ここ」の自分を実現し続けるのです。

潜在意識は先ほど言いましたが、イメージしたものを実現するという特徴があります。

アスリートなどのイメージトレーニングの効用は潜在意識を活用したものといえます。

理想の現実のために「手に入りつつある」という言葉とイメージを繰り返すことによって、潜在意識に理想の姿を映像として定着させていくことが大事です。

例えば理想の彼氏が欲しいと思っているとしたら、具体的に外見はどんな彼なのか、身長、体重、顔はどんななのか一つ一つ思い浮かべていきます。

理想の彼とデートするなら、どこに行こうかとデートコースを具体的に作ってみます。

季節、天気を設定し、私と彼のファッションは~で、待ち合わせは〇〇で……というように。

二人の趣味は同じで、休日はテニスを楽しむ etc

具体的にリアルにイメージします。

どんなものが見えて、どんな音がするか、どんな感触があるのかと細かく想像していきます。

イメージする回数を多くし毎日繰り返しイメージングしていきます。

また、より夢を現実化するために目標を達成したその先に大目標を設定することもよいことです。

大目標を叶えるとどういう状態になっているか、どういう感情を持つかとイメージするのです。

資格試験合格を目標にしたら、大目標をその資格を取った後どのような活躍をするのかと設定したとします。

資格取得後、その業界で活躍している自分をイメージします。

目標を達成した自分になりきって五感を使い感情を味わいます。

イメージング:臨場感と回数

イメージングする際、具体的な映像を思い浮かべられないという人も多いようです。

こうしなければならないと考えるのではなく、少しでもイメージングできればいいかと思って気持ちを楽にしてやることがいいです。

~ねばならないと思わず、イメージングして楽しむ感覚が大事です。

イメージングのポイントとして

・臨場感を持って想像します。

アクション映画を見ると手に汗をにぎるという感覚が臨場感です。

感情移入している度合いが強いほどイメージは強力になっています。

・リラックスした状態でイメージングします。

毎日夜寝る前にイメージングした方が効果的です。

朝の目覚めの時と夜寝る前の時間帯は、潜在意識が顕在意識より現れやすいといわれています。

ですから、潜在意識にイメージが入りやすいといえます。

リラックスしている状態であればイメージしたことが潜在意識に入りやすいです。

お風呂でリラックスしながらイメージングするという人もいます。

・より強力に感情を移入してイメージングすることが大事です。

臨場感のある映像を想像し、ワクワクとした感覚やリアルな身体感覚を感じることができれば強力なイメージングになります。

・イメージする回数を多くすることです。

イメージングする回数を増やすことで夢が叶いやすくなります。

時間を作り1日何度も繰り返しイメージングします。

そして毎日イメージングします。回数を増やすことが夢を実現するのには必要です。

夢を叶えるために毎日のイメージングをお勧めします。

お読み頂きありがとうございました。

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