子育ての後悔
私の育児を考えると、過去に戻ってやり直したい、できたら子供が２、３歳の頃にもどりたいと思います。
成人した子供の生活を見るにつけ、もっと生活態度をしっかり身に付けさせておけばよかったなと後悔します。
幸い人様にご迷惑をおかけすることはないのですが、もう少ししっかりして欲しいと思ってしまいます。
当時は、初めての子育てで知識もなく余裕もなく、今は時間もでき、冷静に振り返ることが出来ているということなのかもしれません…。
しつけを考えると、子供をしかる時は感情的になって怒っていたことが多かったように思い出されます。
いけないことですけど、自分のいらだちや怒りを幼い子に向けていた時もありました。
そんなしかり方をしても何の効果もなく、反対に害になったと反省しています。
反省を込めて、子供の効果的なしかり方と上手なほめ方について学んだことを聞いていただけたらと思います。
行動をしかる
子供をしかる時は冷静に言葉でさとし、行動に注目し、行動を注意するということが大事だといわれます。
子供が他の人に迷惑をかけたとか、道徳に反したことをした場合、親はしかります。
その際、親が感情的になってつい、「ダメな子！」「バ〇ね！」と言ってしまいそうになりますが、子供を傷つける言葉を使ってしまっては逆効果です。
言葉を選んで子供に伝えるべきであり、相手を否定する言葉は子供の心を傷つけます。
子供の人格を傷つける言葉はＮＧなのです。
子供にダメなイメージを植えつけてしまうことになり、心の傷がずっと大きくなってからも残るからです。
子供をしかる時は、子どもの行動に注目します。
まず、子供に「間違いをしたのは何が悪かったからかな？」「どうすればよかったのかな？」と質問し考えさせることが大事です。
そして、間違いをしたらその直後にしかることです。
何日も前のことを関連付けてしかっても、子供には響きません。
かえって拒否反応を起してしまいます。
子供をしかるときは、子供の行動だけをしかるのです。
人格を悪く言うようなことは絶対にいけないのです。
子供の自尊心を傷つける言葉は使わないということです。
「ダメね」「バ〇ね」というような言葉で子供を怒ると、自己イメージの低い子供になってしまいます。
幼い子供は特に親や周りの人たちの言葉をそのまま疑うことなく信じるので…、冷静になることが大事です。
ネガティブな言葉を子供に使うと、その子の心にずっと残り、この言葉が大人になってからも苦しめることになります。
しかる時には、親の態度に一貫性があることが必要です。
同じことをしてもこの前はしかられなかったのに、今日はしかられたというのではよくありません。
親の態度が気分によって変わるように思われ、子供の心に不満と不安定感を与えます。
最後に、子供をしかった後はフォローが大事です。
しかった後に、子供に親の愛を伝えるのです。
「○○ちゃんが大切だから、言っているんだよ」、「〇〇ちゃんがいるから、ママはしあわせなんだよ」というように…。
しかった後、子供が前向きな気持ちになるようにもっていってあげるのがいいです。
子供の人格をほめる
子供をほめる時は、行動をほめるよりも子供の存在そのものをほめるというのが大事だといわれます。
子供の全人格を肯定する言葉を使うと子供の自己肯定感が育つからです。
「〇〇ちゃんがいてくれてうれしい」「パパとママの宝物だよ」というように。
親が子供をほめるのはおかしいという考えを持っていらっしゃる方がいますが、他人に自分の子供を自慢するのはいただけませんけど、子供自身をほめることはよいこではないでしょうか。
子供を正しく評価してあげることは子供の人格を形成する上で大切なことです。
そして、ほめる時はいつもの１０倍ぐらいほめてもいいように思います。
感情を込めて、大げさと思うくらいにほめてもいいのではないでしょうか。
「すごいね！」
「天才！」
「おりこうさん！」
「私の天使！」
「すばらしい！」
「すごく、かわいい！」……。
親にほめられると子供は自信と自己肯定感が上がります。
ささいなことと思われるようなことでも、たくさんほめてみてはどうでしょうか。
子供をしかる時は言葉で行動を注意し、子供をほめる時は、存在そのものをほめるというようにしたら子供のメンタルが安定し、親の言葉を素直に受け入れてくれるのではないでしょうか。
いたずらやミスをしたときに親が感情的にならず、子供に考えさせ、冷静にさとすということ。
そして、よいところをたくさんほめてあげたら、子供は安心し自信を持てるのではないでしょうか。
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