「やりたいのに、なぜか動けない」
「できない」と思うたびに、意欲がしぼんでしまう—–そんな経験はありませんか?
もしかしたら、その「できない」は、あなたの中にある”思い込み”かもしれません。
たとえば、「私は失敗ばかりだった…」「どうせ上手くいかない」……。
これらは過去の経験や子どもの頃に言われた言葉などから、無意識に刷り込まれてきたもの。
私たちは気づかないうちに、自分で自分にブレーキをかけてしまうことがあります。
この心のブレーキこそが「メンタルブロック」。
そして、その正体は真実ではなく、あなたが”信じているだけの解釈”であることが多いのです。
NLP(神経言語プログラミング)では、こうした思い込みを見直し、新しい視点を持つことで、行動の選択肢を増やすことができるようになります。
思考のクセに気づくだけでも、心は少しずつ軽くなり「やってみよう」という前向きな気持ちが生まれてきます。
この記事では、「できない」という思い込みに向き合い、心のブレーキをはずしていくためのNLP的アプローチをご紹介します。
あなたがためらっていた「やってみよう」のスイッチを、自分の手で押してみようと思えたら—–きっとそれが、新しい一歩になります。
目次
「できない」と思ってしまう理由とは?

意識ではやりたいのに、なぜか動けない
「やったほうがいい」と頭ではわかっているのに、なぜか体が動かない。そんなことはありませんか?
これは、やる気がないわけではなく、心のどこかでブレーキがかかっている状態です。
本当は前に進みたいのに、進めない、だから「私ってダメだな」と思ってしまいやすいのです。
無意識にある”思い込み”がブレーキをかけている
そのブレーキの正体は、多くの場合「思い込み」です。
「私は上手くできない」「失敗したらどうしよう」など、自分で自分にかけた”決めつけ”が行動を止めているのです。
でも、その思い込みは、あなたが本当にそうだからではありません。
無意識のうちに、そう信じてしまっただけなのです。
思い込みはどこから来たのか-過去の経験がつくった信念
思い込みの多くは、過去の経験から生まれます。
子どもの頃に言われた「できないよ」「無理だよ」という言葉。
失敗したときに感じた恥ずかしさや悲しさ。
こうした経験が積み重なり、「私にはできない」という思い込みが心に残っていくのです。
それが大人になった今でも、あなたの行動を止めているかもしれません。
あなたを止めている「思い込み」の見つけ方

「成果を止めているものは何?」と自分に問いかける
もし、やりたいのにできないことがあるなら、こう自問してみてください。
「私が行動できない理由って、何だろう?」
この問いかけによって、自分の中にある思い込みに気づくヒントが見えてきます。
「できない」の裏にある感情を感じてみる
「できない」と感じるとき、そこには感情があるはずです。
たとえば、不安、恐れ、怒り、悲しみなど。
その感情を無理に消そうとせず、「そう感じてるんだな」と認めてあげてください。
感情を感じることで、自分がなぜそう思ってしまうのかが見えてきます。
思い込みは、事実ではなく”ただの解釈”
あなたの「できない」という思い込みは、本当のことではないかもしれません。
それは、過去の経験を自分がどう受け取ったかによって作られた”解釈”です。
そして、解釈は変えられます。
つまり、思い込みも変えることができるのです。
「できない」思考をゆるめるNLP的アプローチ

信念を疑うための3つの質問
あなたの思い込みをゆるめるために、こんな質問をさせてください。
● この思い込みは、いつも100%正しいの?
● 本当にそう思っている人は、他にもいる?
● もしそれがウソだったら、私はどう感じる?
この質問を繰り返すことで、自分の中の思い込みがゆるんでいきます。
思考の枠をゆるめる「リフレーミング」の手法
リフレーミングとは、ものごとの見方を変えることです。
たとえば、「失敗はダメなこと」を「学びのチャンスだった」と捉える。
見方が変わると、感情や行動が変わります。
これは、心に自由を取り戻す大きな一歩になります。
潜在意識に新しい選択肢を教える方法
「できない」と思っていたことでも、「やってみてもいいかも」と思えるようになると、潜在意識は新しい行動を受け入れやすくなります。
たとえば、「まずは少しずつだけやってみる」「1人じゃなく、誰かと一緒にやってみる」など、今までと違う選択肢を自分に与えてみてください。
行動を促す”心の習慣”を身につける

小さな一歩で「できる」体験を積み重ねる
いきなり完璧を目指す必要はありません。
大事なのは、小さな一歩を踏み出すこと。
たとえば、5分だけやってみる、1つだけ調べてみる。
それだけでも「できた!」という感覚が得られます。
「行動しないことのデメリット」に気づいて手放す
自分では気がつかないけど、行動しないことで得ている”楽さ”や”安心”があるかもしれません。
「このままでいたほうが安心」と思っている自分に気づくことも大切です。
何もしないことが、楽で、安心かもしれませんが、行動しなければ何も変わらないということも事実です。
本当にやりたい気持ちがあるのなら、「でも私は進みたい」と自分に伝えてあげましょう。
「やってもいい」と自分に許可を出す
最後に大切なのは、「やってもいい」と自分に言ってあげることです。
誰かに認めてもらう前に、自分が自分にOKを出す。
そうすると、安心し、心がずいぶん軽くなります。
まとめ-思い込みを手放し、「やってみよう」と動ける私に

私たちは、無意識に自分を止めてしまう思い込みを持っていることがあります。
でも、その思い込みに気づくことで、変化は始まります。
「できない」と思ったときこそ、それが本当かどうかを疑ってみてください。
思い込みに気づけば、あなたの中の選択肢が広がります。
思い込みを手放したあなたは、もう「できない」人ではありません。
「やってみよう」と思えたそのときから、新しいあなたが始まります。
小さな一歩で大丈夫。
今日から少しずつ心のブレーキはずして、自由なあなたになりましょう。
お読み頂きありがとうございました。