行動を止めているメンタルブロックを克服する方法:リフレームとアズ・イフ・フレーム

メンタルブロックとは

メンタルブロックというは、何か行動を起こそうとした時に行動を抑止したり、制止したりする自分の中にある思い込みをいいます。

人の意識には顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)があります。

私たちは頭の中で言葉を使って考えています。

言葉を使って思考し決意したことがあるとします。

意識が決意したことを無意識が実現するといわれます。

無意識は意識が決意したことを実現するという特徴を持っています。

時として、無意識は「感覚」を使って行動を阻むことがあります。

無意識は、意識で決めたことの行動を阻止したり、行動を止めたりすることがあります。

例えばダイエットしようと決意しても、ものすごくおなががすいたら食べてしまうことがあります。

多くの場合ダイエットに失敗します。

空腹感がダイエットの決意を覆してしまうのです。

これはメンタルブロック、つまり無意識の中にある信念が、決意したことを行動に移させない、あるいは行動を止めるということをします。

ダイエットが上手くいかないのはダイエットをしない方がいい、あるいは太っている方がいいという信念があるからだといえます。

目標達成には自分の意識と無意識の方向性が一致しなければ得たい結果を得ることはできないといわれます。

自分を止めている無意識の信念を発見することはとても重要です。

「これは無理」「上手くいかない」というネガティブな言葉やイメージが自分を止めているからです。

メンタルブロックは、はっきりした原因がわかっている場合と原因に心当たりがない場合があります。

メンタルブロックをはずす方法1:自問してリフレームする

リフレームとは、特定の出来事や状況の意味付けを肯定的なものに変えるNLPの手法の一つです。

メンタルブロックを特定し、その意味付けをネガティブなものから、自分を力づける肯定的なものに変えるというやり方です。

メンタルブロックの原因がわからない場合は、自分自身に「成果を手に入れるのを止めているのは何ですか?」と質問してみます。

メンタルブロックしてまで、守っているものは何なのか?

自分が行動して得たいものを手に入れたとしたら、今までの自分ではなくなってしまうと恐れているからかもしれません。

だから、今までの自分を維持し現状を守っているということになります。

変わりたくないのは、何のためなのか?

すぐに答えが得られなくても、問い続けていれば、その答えは自分の無意識から気づきとして上がってくるでしょう。

答えを時間をかけて待つと、ある時気づく時が来るものです。

脳は質問されたことに答えてくれるという特徴があるから、答えが必ず与えられるでしょう。

メンタルブロックがあるのは何のためなのか、答えを紙に書き出すことをお勧めします。

書くことによって客観的に自分を見ることができます。

行動したら失敗するかもしれませんし、反対に得たい結果を得るでしょう。

行動した結果に対して恐れを感じることが考えられます。

自分が行動することのメリット、デメリットを明らかにすると見えてくるものがあります。

得たい結果を得ると目標を達成したという充実感がありますが、共にデメリットもあるかもしれません。

そこで、行動しないことによって起こるデメリットを書き出します。

また、願望実現した場合のデメリットも書き出します。

自分が現在持つ不安が明らかになるのではないでしょうか。

メンタルブロックをはずす方法2:アズ・イフ・フレーム

アズ・イフ・フレームは目標が達成されたかのように振舞うというNLPの手法の一つです。

願望やゴールがすでに達成されたかのように振舞うプロセスをいいます。

メンタルブロックは未来や未知の出来事への不安や恐怖心からきています。 

意識では、得たいものを得てもっと成長したいという思いがあり、行動を起こして新しい自分として成長したいと思っています。

しかし、自分が行動しなくては未来は描けません。

「こんなことは、私にはできません」

「こんなことをするのは無理です」

と言っているとします。

自分に対して「できない」「不可能」という価値観、思い込みを持っています。

「できない」というネガティブな思い込みでいる限り目標は実現できません。

そこで、アズ・イフ・フレームという手法を使います。

アズ・イフ・フレームは目標達成する観点から、未来の目標を達成した自分をイメージする方法です。

その未来に願望を実現した自分を描き、達成したかのように振舞い、実現した感覚を味わうのです。

今の現実がどうあろうと関係ありません。未来は何も決まっていないのです。

空想の中で、現在の自信のない自分から切り離され、未来の自分になり切るということです。

将来のことと思わないで、今現実に起こっていることとして空想します。

なりたい自分を自由に楽しんでイメージすることがポイントです。

「もし、あなたが ‥‥ することができたら、何がしたいですか?」

「目標を達成したあなたは、何を見ていますか?」

「何を聞いていますか?」

「何を感じていますか?」

私には無理だという思うことをすべて克服している自分の姿を想像してみてください。

そうしたら思考、行動、信念でどんな変化が見られるでしょうか?

具体的にイメージすることが大事です。

そして「もしあなたが~できたとしたら」どんな景色が広がっているか、どんな人たちに囲まれてどんな会話をしているか、願望を実現したあなたはどんな感情を持っているのか?

具体的に、映像と音と身体感覚で楽しんで想像してみてください。

お読み頂きありがとうございました。

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