人は思う通りの人間になる~「わからない」「無理」「できない」を手放す

人は自分が思うとおりの人間になる

人は自分が思うとおりの人間になるといわれます。

意識には「意識」と「無意識」があります。

そして、人は頭の中で無意識に自分自身との会話をしていると言われます。

その会話は1日6万回も行われているといわれています。

無意識の中での自分自身との会話、これは自分とのコミュニケーションともいえます。

このセルフトークがセルフイメージに影響を与えています。

人は自分が思うとおりの人間になるといいました。

積極的な考えをする人は積極的な人になるし、消極的な考えをする人は消極的な人になるということです。

「私はいけてる」と思えば「いけてる私」になるし、「できる自分」と思っていれば「できる自分」になっていくわけです。

何を思うかで人生の方向性が決められるともいえます。

考えていることが言葉になります。

心にもないことは言えないのです。

「わからない」「無理」「できない」という言葉を思わず言ってしまっているとしたら、要注意です。

「わからない私」「無理な自分」「できない自分」となるからです。

そうならないために、心の中に置く思いを取り替えてみることです。

エネルギーを削ぐ思考ではなく、自分に力を与えてくれる思考を選択するということです。

自分とのコミュニケーション、セルフトークをエネルギーを与えてくれるものに変えるのです。

脳は焦点を当てたことに意識を向ける

人間は五感(視覚、聴覚、身体感覚、臭覚、味覚)によって外の世界の情報を受け取っています。

脳はすべての情報を記憶できません。

焦点を当てた情報しか脳に入ってきません。

例えば、「この部屋の中で赤いものを探してください」と質問されたら。

赤いバッグ、赤い表紙の本、とか覚えると思います。

その後に「この部屋にある緑色のものを上げてください」と聞かれたら、どうでしょう? 

‥‥ 答えられませんでした、となります。

人は一度に見たり聞いたりした大量の情報を記憶できません。

意識したものしか見聞きできない状態になります。

脳はある特定の事に焦点を当てたら、他の事を同時に考えることはできないのです。

ですから、何に焦点を当てるかが重要になります。

脳の焦点は質問によって変化する

自分に「どうして私はいつも失敗するのだろう?」と問いかけたら、過去の失敗を思い出し、欠点に目が向いてしまいます。

失敗した場面を何度も頭の中で再生します。

そして「ダメな自分」という信念を強化していきます。

「私には無理だ」と結論付けてしまうことになるでしょう。

「無理」という言葉が現す状態はネガティブな状態です。

暗く動かないイメージ。自信がない状態です。

「わからない」という状況は、どうしていいかわからない、先が見えない、何がわからないかもわからないというような、どどまる状態。

何とかしたいけど、どうしようもないという状況を表していると考えられます。

「わからない」という人の中には、何もしたくないから、あるいは「わからない」といえば許してもらえると思って「わからない」と言っている人もいるかもしれません。

何もしなくてもいい状態でいられるから、「わからない」と答えるというのです。

アクションを起こさなくてもすむから、自分には責任はないといいたい場合に「わからない」を使うことがあるかもしれません。

「わからない」も行動を止める状態を表しています。

とどまっている状態。見通せない不安定な状態です。

「できない」はそこでストップします。

それ以上進めないというイメージです。

動かない暗いイメージがします。

「無理」「わからない」「できない」という状態にいたら、行動ができず能力が発揮できません。

心の状態がネガティブであれば可能なことも不可能になってしまいます。

質問によって心の状態を変える

アンソニー・ロビンズは、その著書の中で肯定的な質問を習慣化することの重要性を語っています。

肯定的な質問で肯定的な状態をつくるパワーアップ・クエスチョンを自分自身に投げかけることを提唱しています。

( 質問1)「今の人生で一番幸せなことは何だろう?」

( 質問2) 「今の人生で一番誇れることは何だろう?」

( 質問3) 「今の人生で感謝できることは何だろう?」

答えを口に出してみてください。

「感謝できることは?」と聞かれたら、考えます。

「感謝できること」に脳がフォーカスします。

心に浮かんだことを答えてみてください。

「今日も元気に起きることができた。」「ご飯がおいしい。」「新しい洗濯機が来てくれてありがたい。」「ホワイトデーにクッキーをもらった。」‥

ポジティブな質問をしたらポジティブな感情になります。

反対に「今日嫌なことがあったら?」と考えたらどうでしょう?

テンションは上がりません。

ネガティブな質問をしたらネガティブな答えが返ってきます。

「嫌なことが起こったらいやだ。」「そうなったらどうしよう。」と不安や恐怖心が起こります。

暗い気持ちになります。

肯定的な質問をしたら自分の状態を穏やかな、または自信のある、やる気の出る状態にもっていけます。

脳は焦点を当てたことに意識を向けます。

ポジティブなことに意識を向けるかネガティブなことに意識を向けるかで心の状態が決まります。

緊張した状態では能力は発揮しにくいのです。

不安な気持ちだと行動しても思い切って出来ない。失敗したらどうしようと普段のパフォーマンスを表現できないわけです。

反対に、自信があると思っていたらうまくいくでしょう。

リラックスしている状態であればいつもの実力が出せるのです。

自分に力の出る質問をすることが能力を発揮できる状態をつくることになります。

セルフトークは毎日6万回も無意識の中で行われています。

パワーアップ・クエスチョンを毎日繰り返すことによってセルフトークの中身も変わってくると思います。

習慣化することをお勧めします。

No.1カリスマコーチが教える 一瞬で自分を変える法 (三笠書房 電子書籍)

お読み頂きありがとうございました。

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