体と心は道具:あなたの体はあなたではなく、あなたの心もあなたではない

あなたの体はあなたではない

「NLPハンドブック」(L・マイケル・ホール著、橋本敦生監訳、浅田仁子訳)の中に次の文章があります。

「私には体があるが、私は私の体そのものではない。

体調はさまざまで、健康なこともあれば、病気になることもある。

充分な休息が取れていることもあれば、疲れていることもある。

しかし、それは私の自己、本当の『私』とは何の関係もない。

私の体は外界で体験し行動するための大切な手段だが、それは手段にすぎない。

それは私自身ではない。私には体があるが、私は私の体そのものではない。」

「私には感情はあるが、私は私の感情そのものではない。

これらの感情は無数にあり矛盾し、変化し、苛立っていることもあれば、穏やかなこともある。

自分の感情は、自分で観察し、理解し、判断することができるし、その後徐々に支配し、管理し、利用していくこともできるのだから、明らかにそれらは私自身ではない。

私には感情があるが、私は私の感情そのものではない。」

私の体だと思っている体は、私ではない。かつ、私の心だと思っているものも、私ではないといっています。

病気になったり怪我をしたりして体が痛む時、痛みを自分ではコントロールできません。

感情もその時の出来事や周りの人たちの影響で怒りを感じたり、不安になったり、落ち込んだりと、自分ではコントロールできないものと思っています。

私たちは、食事をし、睡眠を取り、仕事をするなど、毎日活動しています。お腹がすいたり、疲れたり、元気になったりと、体は自分そのものと思っています。

でも、あなたの体はあなたではないと言っています。

心も同様、あなたではないのです。

いつもおだやかでありたいと思っていますが、自分の心なのに、感情に振り回されていることが多々あります。

体を自分と思い込む、また心を自分と思い込むと体と心の囚人になってしまうというのです。

体と心は生きるための道具といっています。

道具は、たいせつに扱わなければなりません。

やはり、体も心も大切にすべきものです。

どちらも大切に扱わなければなりませんが、過度に体や心を心配するのはよくありません。

道具とは何かの目的のために、使われるものです。

人間の目的とは何でしょうか。

いや、その人その人、それぞれの目的といったほうがいいかもしれません。

それぞれの人が自分の目的、目標、使命を持っているからです。

生きる目的、あるいは使命というものを達成するために、体と心があるのです。

体や心は道具だとしたら、「私」はどこにいるのでしょう。

自分の中にあるわけですが、「高次の自分」とか、「純粋意識」とかいわれる存在です。

体と心の関係

先ほどいいましたが、心と体は生きるための道具です。

その道具である体と心はつながっています。

人間には意識と無意識があります。

感情は、無意識の中で生じ体に表われるものです。

感情を抑えてしまった場合、感情を表情や態度に出してはいけないと禁じたら、それは身体に表われます。

例えば、怒りは、首、肩、腕の痛みや胃の痛み、こぶしを握る等の動作に現れます。

悲しみは、涙目にさせたり、胸が苦しくなったりします。

嫌悪は、吐き気や胃の不快感やしかめっ面等として現れます。

不安は、呼吸が浅くなったり、震えや肩、首の緊張等となり、出てきます。

恐怖は、心拍数が増加したり震えが起きたり、肩、首が緊張するなどの状態となるものです。

自分で抑えていた感情が、意識ではコントロールできず、身体にメッセージとして表われます。

辛いとか恐怖を感じているとか、苦しいとか、意識の奥から「意識の自分」に訴えてきます。

自分のネガティブな思考の結果、感情が押えられ不調になった場合、自分の思考の仕方を客観的に捉え、見直すことが必要です。

心と体のバランスが悪い場合の対策として、ネガティブな思考により体が硬くなり不快なときは、ゆっくりと深呼吸をします。

力の入っている身体の部分に気づき、力をゆるめ、気分を落ち着かせることが有効です。

感情は思考によって生じます。

負の感情に支配されないためには、考え方やものごとの捉え方を見直してみることです。

ネガティブな感情のスパイラルに陥らないように、自分の考えのくせに気づきましょう。

ネガティブな感情が体の痛みとなって現れるのをコントロールすることはできません。

先ほどいったように、過度に心と体を心配することは、自分をネガティブな状態にしてしまうのでよくありません。

心と体のバランスを取り、穏やかな心と健康な体を保つことは大事なことです。

心と体はあなたが幸せになるための前提条件なのですから。

お読み頂きありがとうございました。


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