夢を叶えるのに知っておくべき「無意識の力」:モデリングのポイント

無意識は意識の2万倍の力がある

人間の意識には意識と無意識があります。

頭(意識)で目標を設定します。そしてやろうと決意します。

基本、意識で考えたことを無意識が実行します。

意識上、目標設定したけれどそれだけで自分の願望が実現できるかどうかはわかりません。

頭で考えた事を実現できるかどうかは「無意識」しだいなのです。

意識と無意識のベクトルが同じ方向を向いていないと実現できないのです。

意識が「右に行く」と決めたのに、無意識が「行きたくない」となったら、右には行けないというわけです。

例えば、禁酒したいと思っている人たちは、意識ではお酒を飲まないようにしようと決意できます。

でも、実際実行できない人が多いです。

意識の上では止めようと思います。

しかし、お酒が好きだという思いやお酒を飲んだ時の心地よい感覚が思い出されて、また飲んでしまうことになります。

禁酒するという思考より、飲みたいという感覚が勝ります。

無意識は感覚と直結しています。

無意識は意識より2万倍強いパワーを持っているといわれています。

意識より無意識が強力ですから、無意識と通じている「飲みたい感覚」が勝り飲んでしまいます。

脳は「痛みを避けて快を求める」という特徴もあります。

お酒を飲むことが快につながっているので、禁酒することは痛みになるわけです。

従って、禁酒すると決めてもそれが守られないのです。

意識は過去・現在・未来という「時間」の概念と場所「空間」の概念があります。

一方、無意識には「今」という時間と、「ここ」という場所しか認識できません。


 
そして無意識は、今、見ているイメージに反応します。

例えば「レモンをかじっている自分を想像してください。」といわれたら、自然とすっぱい味覚が思い出され唾液が出てくるのではないでしょうか。

無意識は、現実にレモンをかじっているわけではないのに、イメージしただけで唾液が出て、すっぱい味覚を感じるという身体感覚を生じさせるのです。



無意識はイメージしたものを「今、ここで起こっている出来事」として捉えます。


無意識は脳内でイメージしたことが現実だと捉えます。

そしてイメージを現実化していきます。

 

無意識はイメージした事を実現するものです。

この無意識の特徴を使って自分の夢を叶いやすくすることができます。

夢を叶えるには、意識と無意識の方向性を一致させなくてはなりません。

無意識も夢の実現の方向を向いていなければいけません。

実現を疑う信念やできないという信念があるとしたら、その信念を「できるという信念」に変える必要があります。

無意識はイメージしたものを現実として捉えます。

よりリアルに夢をかなえた自分をイメージすることができれば、成功へと導かれます。

モデリングの3つのポイント

夢を実現する方法のひとつにモデリングという手法があります。

自分の求める結果を出している成功者を見つけて、その人を真似するというものです。

意識が目標を決めます。

そしてその目標を実行するのは無意識の力です。

実際に成功している人のやっていることを見ることで目標とするものがリアルに感じられます。

目標が鮮明になったという感覚です。

その成功者のやっていることを真似ることが成功への近道なのです。


成功者の行動、頭や身体の使い方を把握して、手本とします。

そのモデリング実行の際に無意識の力を踏まえ、気をつけるべきポイント3つをお伝えします。

①その人の信念を真似る。

その成功者のお話、著書等から信念を明らかにします。

何を信じているかを明らかにして、その信念を自分のものとするのです。

その際に自分の中に「自分は何かを成し遂げる能力がある」という信念を持っていなければなりません。

無意識の中に目標を否定するものがあれば達成することはできないからです。

②思考回路を成功者と同じにする。

望む結果を出している人の思考を真似することで成功に近づけます。

思考は哲学となり、その人と同じ哲学を自分のものとするわけです。

③外見や身体の動きや姿勢、顔の表情を真似る。

その成功者の話し方、態度、言葉の使い方等映像で真似るのです。

身体の使い方や姿勢は、精神や肉体の状態を左右しています。

それが行動にも大きな影響を及ぼしています。

望む結果を手に入れている成功者を思考や信念、身体の使い方まで真似ることによって、より早く成功をつかむことができるわけです。


無意識の持つ力は意識よりも強力です。

無意識は身体感覚と通じています。

人間は思考より感覚が強いのです。

夢をかなえるためにはすでに成功している人を真似るモデリングは有効な手法です。

思考を真似てその人の哲学を自分の頭に入れるわけです。

成功者の身体的な使い方、話し方、顔の表情などを意識的に真似するということもいいです。

その人たちと同じ状態を経験することによって、身体的な感覚をつかむことができます。

お読み頂きありがとうございました。

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