行動を止めるメンタルブロック
メンタルブロックは、潜在意識の中にあって、あなたに強い制限を課す価値観です。
「自分磨きをやっているし、婚活もがんばっているのに結婚できない」
「私は見た目が良くないから、恋愛ができない」
「私は頑張って彼につくしてきたのに、振られてしまった」
「お金の話をするのは恥ずかしいと思っているから、お金に縁がない」
「お金持ちは悪いことをしていると思っているので、お金を稼ぐ事に消極的である」
「遊ぶ事や楽しむことは悪いことだと思っているので、余暇を楽しめない」
やりたいと思っているのに、それができない状態のとき、心の中にその行動を制限する意思があります。
メンタルブロックがあるとやりたくてもやれない、または諦めてしまうという状況になってしまいます。
メンタルブロックは無意識の中にある「自分にはできない」という思い込みから来る強力な抵抗です。
自分自身に対する制限であり、自分の行動や発言ができなくなる観念です。
先ほど上げたように「私は見た目がよくないから、恋愛できない」と思っているのであれば、「美しくなければ、恋愛はできない」と思い込んでいる可能性があります。
「私は美しくないから恋愛はできない」というメンタルブロックができているのかもしれません。
自分自身に制限をかけていたら、行動できなくなってしまいます。
メンタルブロックが守るもの
メンタルブロックというものは、自分の強い思い込みであるといえます。
先ほども言いましたが、行動を止める強い制限です。
やりたいのにやれないという状況は、自分が分裂している状況といえます。
自分の中に、やりたい自分と、できないからやめるという自分が同時にいる状態です。
自分自身が矛盾しているので、心は苦しいのです。
本来無意識にある思い込みは、その思い込みができた当時は自分自身にとって大事なものであり、自分を守ってくれるものでした。
メンタルブロックを作って、守っているものは何なのかと考えてみます。
「危険だから、やめなさい」、「あなたの能力ではできない」、「失敗して傷つくより、何もしない方がいい」…と心の声が聞こえます。
これらの言葉は、誰が言っていたのでしょうか?
メンタルブロックは幼い頃に出来上がり、それがずっと潜在意識に残っていて、思わぬときに作動することがあります。
幼い頃であれば、幼子には危険で無理だろうということで、親や周りの大人たちはやめなさいというでしょう。
「できないから、あきらめろ」と行動を止める言葉をかけたでしょう。
その強い禁止の言葉をずっと心の中に留めて来たけれど、大人になった今ではその禁止の言葉があなたを縛っています。
「できない」「あきらめなさい」という言葉は、今のあなたに必要でしょうか。
メンタルブロックを外す質問
メンタルブロックを外すには自分の意思を確認することが大事です。
質問によって、自分の考えや意思を確認してみてください。
「私の行動を止めているものは何ですか?」
「私の成果を制限しているものは何ですか?」
と自分に聞いてみます。
すぐに答えが出てこないかもしれませんが、問い続けているといずれその答えが心に浮かんでくるでしょう。
そして、その言葉は誰が言っていたのでしょか。
周りの大人たち、親だったり教師だったり、世間の常識というものからの教えだったりするのではないでしょうか。
誰かの言葉に習慣として従っているとしたら、今の自分に必要か考えてみることです。
変化する道を選ぶのか、そのままで何もしないのか、考えてみてください。
もし苦しいとしたら、その制限をかける人の考えから逃れたい、やりたいことをやりといと思っているからなのかもしれません。
私たちは、精神的に成長したいと思っています。
人は常に変化し続けています。
新しい経験をして、望む感情を感じたいという願望があります。
人は考えたことのないものになりたいとか、欲しいとか思わないといいます。
諦めてしまうか、それとも挑戦していくのか、自分の情熱があるか、自らに質問して選択し直すことが大事です。
お読み頂きありがとうございました。