思い込みを疑う:思い込みをくずす質問~どうしたらいいかわからない時

思い込みは正しいのか?

思い込みとはその人が信じていることです。

自分が真実だと思っていることです。

「自分はいけてる」

「私はダメ人間だ」…

もろもろたくさんの事柄があります。

それは、体験によって作られるものです。

思い込みはすべて真実とは限りません。

自分が信じているものを疑うことは、普段はないでしょう。

でも、何かの問題にぶつかったとき、どうしていいかわからなくなったとき、信じていることは正しいと思っていたのにそうでない現実にぶつかったら…。

そもそも、考え方の土台を疑ったとしたら、その上に成り立つ結論がまったく成立しなくなります。

どうしていいかわからなくなったら、自分の考えは正しいのか外に何か別の考えがあるのか見つけたいという気持ちになります。

自分の考え=思い込みを疑うことです。

どうしていいかわからない時、「どうしていいかわからない」と言ってしまっては良くありません。

自分で言った言葉を自分の耳が聞いていますので、「どうしていいかわからない」状態で止まってしまいます。

行動を起こすには、「どうすれば状況が良くなるだろうか?」と質問することです。

脳は質問されたら答えを探し出します。

自分に問題解決方法を質問してみるのです。

質問するとあなたの脳は答えを出してくれます。

不都合な思い込みを手放すことです。

そして、新しい力を与えてくれる思い込みに変えていくことです。

あなたは今よりも成長することができるのです。

思い込みは記憶

人は信じているものをもとに考え、行動します。

自分にとって正しいとか都合のいい考えを作り、それを実現していきます。

決まった思考や行動パターンを繰り返すことによってその考えは定着していきます。

その考え通りの行動を繰り返すようになり、習慣化していきます。

習慣化していくとその思い込みはますます強化されていきます。

体験→思い込み→体験→思い込み→体験→思い込み ‥‥と思い込みが強固になっていきます。

思い込みが自分に対するものネガティブなものであったら、例えば

「私はかわいくない」

「私はいけてない」

「私は運がない」

「私は能力がない」

‥‥‥‥‥‥

セルフイメージの低いものであったら、ネガティブな感情が起こり行動力が減少していきます。

先ほども言いましたが、思い込みは真実ではありません。

「太陽は東から昇る」というのは真実です。

しかし「私はかわいくない」というのは真実でしょうか?

「私はかわいくない」は見る人によって違うでしょう。

「確かにそうかもしれない」と言う人もいれば「いや、かわいい」と言う人もいるはずです。

親だったら「自分の子が一番かわいい」のですから(いくつになっても)、「かわいい」と言うでしょう。

「自分はかわいくない」という思い込みは真実ではないのです。

「私は能力がない」というのも真実とは言えません。

能力って何に対しての能力でしょうか。

人は得て不得手があり、すべてのことに対して完璧にやれる人はいないでしょう。

反対に、何の能力もないという人もいません。

「能力」の基準は何なのでしょうか?

現状維持は不可能

問題が長引くとどうでもいいという感情になることがあります。

投げやりな感情が自己否定にはあります。

自己否定的な思い込みは自分をその場に止めてしまう考え方です。

チャレンジをためらわせるものです。

新しいことに挑戦しないことはチャンスを逃すことにもなります。

自分の可能性を閉ざしてしまうことに繋がります。

「私は冒険しない、今のままでいいの。」と言われるかもしれません。

しかし、現状維持は不可能です。

外側の世界は昨日と今日とでは違うもの、雨風に打たれる石も少しずつ変化していきます。

自分の体の中も毎日細胞が変化しているといわれます。

この世に変化しないものはないということなのです。

今の状態を続けたいならば、日々劣化していく状態を、昨日と同じ状態にしたいとするならば、維持する力が必要となります。

メンテナンスとか、そこにてこ入れすることが求められます。

何もしなかったら変化してしまうのですから。

何もしないことはリスクのあることなのです。

だから現状維持は存在しないのです。

変化についていく、そのためには新たな行動を起こし新たな結果を得ることではないでしょうか。

変化を起こすためにネガティブな思い込みを手放して、思考の新陳代謝を図っていくことが重要です。

思い込みを崩す質問

思い込みが固定的な思考であり行動を縛るものだったら、動きのある思考に変えてみることです。

すべて手に入らないと意味がないと思っているあなたに質問です。

・「すべて」とはどんなものを指すのですか?

・いつになったらすべて手に入るのですか?

・100%手に入らなければいけないのですか?

・その「~でなければならない」という考えは、あなたが決めたのですか?

・あなたが決めたのでなかったら、誰の考え方なのですか?

・あなたの思う通りにならなかったら、どうなるのですか?

・もし、あなたがそうしなければ、どうなるのですか?

すべて手に入らなければ意味がないという思いに捕われているとしたら、その考えに縛られます。

「~でなければ、価値がない」という考え方は0か100かの考え方です。

自分の考えを疑ってみることをオススメします。

レッテル思考というものがあります。

例えば、「私は喘息」と言っているとしたら、それは「喘息」のレッテルを自分に貼っています。

レッテルの「喘息」が強化されてしまいます。

治る病気も治らなくなります。

あなた=喘息 ではないのです。

実際は、あなたは喘息という病気にかかっているということです。

ひとつの見方に固執していることに気づくのではないでしょうか。

物事にすべてレッテルを貼っているとしたら、レッテルしか見えなくなります。

もしレッテルを貼るとしたら他にどんな言い方があるのだろう?とも考えてみてください。

複数のいろんなレッテルを貼りましょう。

新しい見方を取り入れてみることが大事です。

変化を起こす新しい見方

思い込みは信念であり、価値観です。

体験から生まれると言いました。

その信じている思い込みは誰のものですか?

あなた本来の考えでしたか?

周りの人であなたと同じような思い込みをする人はいませんでしたか?

親だったり育ててくれた人だったり、常識と言うものだったり…。

私の思いはこれでいいのか、何か違うと思ったら、その思い込みを疑うことが大切です。

自分のためになるものなのか、それとも自分にとって不都合なものなのか。

自分を縛るものなのか、自由にしてくれるものなのか。

本当はどうしたいのか、どうなりたいのか?

否定的な思考や行動パターンを手放し、新しい結果を得るために、足かせとなる思い込みを浮かび上がらせ、崩してみることをお勧めします。

お読み頂きありがとうございました。

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