モヤモヤする気持ちを手放す方法
「なんであんな嫌なことをあの人にいわれなきゃいけないの?!」と他人の言動にイライラして、その嫌な気持ちを解消できないときがあります。
いろいろ考えるとますます嫌な気分になり、どうかして気分を良くしようとしますが、モヤモヤが晴れません。
そういうときは、顔はうつむきかげんで、肩は内側に丸まっており、身体はじっと固まっているものです。
呼吸も浅くなっていて、緊張した状態になっています。
反対に脳は、嫌な出来事を何度も繰り返し思い出しては考え、考えれば考えるほど怒りや悔しさを増幅しています。
早くこんな嫌な状況から抜け出したいと思います。
でも、考えれば考えるほど気分は変わりません。
そして、何度も嫌なことを考え続けていると、ぐるぐると同じことを考えているので嫌な気分を感じ続けます。
否定的な考えばかりで、新しい考えなど思いつかなくなります。
そういうネガティブな状態から脱するには思考で何とかしようとするのではなく、身体にアプローチしてみます。
まず、姿勢を見直してみましょう。
考え込んでいる時は、たぶん前かがみになって、首はたれ、背中は丸まっているのではないでしょうか。
ですから、頭を上げ、胸を張ってみてください。
顔を斜め上に向け両手を広げ上げると、感覚変わるのではないでしょうか。
そして、深呼吸をします。
吐いてから、新しい空気を身体の中に入れましょう。
顔がこわばっているので、顔をマッサージし、口角を上げてみます。
楽しくないのに上げられないと言われるかもしれませんが、やってみてください。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるということです。
さっきのうつむいている時とは違った感覚になるでしょう。
瞑想 → 直接身体にアプローチ
思考を止めるために、瞑想をします。
考えに意識を向けず、呼吸に集中します。
雑念が出てくるでしょうが、それを捕まえず、受け流していきましょう。
外に出るのも良いです。
散歩をするとかマッサージに行くとか、身体を動かしてみます。
頭ではなく、身体に直接アプローチをした方が気分が早く変わるようです。
ジョギングやウォーキングも良いです。
ウォーキングですと、30分~40分歩いていると、出かける前よりも気持ちが軽くなるのを感じます。
歩いているうちに血の巡りが良くなるのか、頭の中にひらめきとかアイデアが出てくることがあります。
今まで思ってもいなかったものが心の底から浮かび上がるような感じがすることがあります。
また、マッサージを受けると筋肉が緩むのでリラックスできます。
マッサージを受けた後は、ネガティブな状態からだいぶ抜けることが出来ます。
身体と心はつながっています。
先ほどの散歩の場合、外に出るので景色も変化して、意識が周りの景色や歩いている人に行きます。
嫌なことが頭に浮かんできても、じっとして考えているときより、集中して考えることができません。
意識が変わったことに気づくでしょう。
そして不思議ですが、ひらめきが浮かんだり、ささやきのような声(自分の中から)が聞こえることがあります。
悩んでいるときやネガティブな状況にある時、気分を変えるために、身体に注意を向けてみてはどうでしょうか。
心と身体はつながっていますので、身体を動かすと気分が変わります。
身体をほぐすと、心もほぐれてきます。
お読み頂きありがとうございました。