感謝しているのに何も変わらない
感謝の波動と幸せの波動は近しいと聞きます。
ですから、幸せになりたければ感謝する習慣をつければいいと言われます。
それで、感謝することをノートに毎日書いています。
しかし、現実は変わらないのです。
どうして?と聞きたくなります。
たぶんそれは、感謝ノート作りのタスクをこなしているからではないでしょうか。
あなたも感謝ノートをつけているのに何も変わらないという経験があるのではないでしょうか。
どうしてそうなるのでしょう?
その前に「ありがとう」、「ありがたい」という状態を考えてみます。
幸せと感謝とえせ感謝
「ありがとう」は「有り難い」からきた言葉だといいます。
めったにないことが自分の身に起きたという、ラッキーでうれしい状況ということになります。
私たちはいつも何もいいことがないとか、ついてないなあと思うことが多いではないでしょうか。
だから、いいことが起こるのを待っていると言えるかもしれません。
しかし、いいことはそんなにしょっちゅうは起こりません。
そうしたら、幸せな気持ちになかなかなれません。
だからいつも無表情か、仏頂面でいるのが普通になっているのかもしれません。
それでは、面白くないし楽しくありません。
良いことや楽しいことがない限り、私たちは幸せを感じることができないことになってしまいます。
いいことがあったから幸せになれるということではなく、幸せであると思っている人に幸せなことが起こるといいます。
まず、幸せな自分になることが先で、その後に幸せなことが起こるということなのです。
幸せになりたいならば、日ごろから幸せな気持ちでいることが大事、在り方が先だということになります。
そこで、「ありがたい」と思うものを見つける、「ありがとう」を先取りして言ってみると幸せな気分になれるといいます。
感謝しているのに幸せになれないのは
感謝すると幸せな気持ちになれます。
でも、心からの「感謝」でなければ、何も起こらないということです。
口では「ありがたい」「ありがとう」と言っていても、本心はそうではないからです。
人間は投げかけたものが返ってくるといいます。
本当に感謝しているのではなく、感謝しなければならないと思って言ったり、書き出しているからではないでしょうか。
感謝は意識してやるものではなく、身体の中から湧き上がってくるものです。
心の中に感謝ではなく反対のネガティブな気持ちがたくさんあるから、「ありがとう」と言ったとしてもそのネガティブな波動があなたの外側に出てくるわけです。
感謝の言葉を言っていても、あなた自身、心からそう思ってはいないということがわかるでしょう。
感情のクリーニング
本当に感謝できない、何かモヤモヤとしているものがあると感じたときは、感情のクリーニングをしてはどうでしょうか。
紙やノートに気持ちを書き出します。
こう思ってはいけないと押さえ込んだネガティブな感情がたくさんあるでしょう。
それを全部吐き出してみてください。
そして、書き終わったらビリビリに破って、火で燃やしてみてください。(安全には充分気をつけてください。)
何度かやってみることをお勧めします。
また、感情のクリーニングでタッピングという方法もあります。
頭のてっぺん、眉頭、目じり、目の下、鼻の下、あご、肩甲骨の上あたり、脇の下を指2本で、それぞれ15~30回ほどポンポンと叩きます。
その後深呼吸を数回します。
スッキリとするでしょう。
無理に「感謝」をしなくてもいい
心の中にネガティブなものが溜まっているのに、それに蓋をしてこうしなければならないと思う気持ちから「感謝」しても何も変わりません。
「えせ感謝」では、何も起こらないのです。
あなた自身が一番わかるはずです。
感謝しなければならないと思うのではなく、自然と感謝の気持ちが出てくるのを待ってもよいのではないでしょうか。
そして、感謝できないと自分を責めないことです。
いっぱい詰まった所に物を入れようとしても入りません。
いらない物は処分して捨ててからでなくては、新しい物は入りません。
それと同じく、昔から溜まっている古いネガティブな感情を出していくと、きれいになり余裕ができます。
お読み頂きありがとうございました。