「なんだか心がもやもやする…」そんな気持ちを抱えていませんか?
仕事や恋愛、将来のことを考えると気持ちがスッキリせず、どうすればいいのかわからなくなることがありますよね。
もやもやするときは、まず、身体にアプローチしてみましょう。
もやもやする気持ちはちょっとした工夫で解消できることが多いのです。
原因を思考ではっきりさせることは必要です。
でも、もやもやする気持ちをすぐに手放したいなら、身体にまずアプローチしましょう。
この記事では、もやもやする状態やその原因を明らかにし、スッキリするための簡単で効果的な対処法3つをご紹介します。
読んだ後には、気持ちが軽くなっているはずです。
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
目次
もやもやするときの身体・感情・思考の状態

もやもやするとき、身体・感情・思考にはそれぞれ特徴的な状態が現れます。
これは、ストレスや不安が引き金となって自律神経が乱れているために起こる反応です。
詳しく見ていきましょう。
身体の状態
もやもやしているとき、身体には以下のような反応が現れることが多いです。
これは、交感神経が優位になり、ストレスに対処しようとする身体の自然な反応です。
◆ 筋肉がこわばる
⇒ 肩や首がこったり、背中や腰に張りを感じます。
◆ 呼吸が浅くなる
⇒ 酸素が充分に取り込めず、息苦しさを感じます。
◆ 心拍数が上がる
⇒ 身体が緊張状態になり、リラックスできなくなっています。
◆ 消化機能が低下する
⇒ 食欲が落ちたり、胃の不快感を感じます。
◆ 自律神経が乱れる
⇒ 寒気やほてり、手足の冷え、頭痛やめまいが起こることもあります。
感情の状態
もやもやした状態では、感情も不安定になります。
以下のような感情が混在していることが多いです。
● 不安
⇒ 「どうしてこんな気持ちになるんだろう」「このままで大丈夫かな?」
● イライラ
⇒ 「何をしてもスッキリしない」「ちょっとしたことで腹が立つ」
● 焦り
⇒ 「早く解決しなきゃ」「このままじゃダメだ」
● 無力感
⇒ 「どうしたらいいのかわからない」「頑張っているのに報われない」
● 罪悪感
⇒ 「自分が悪いのかもしれない」「周りに迷惑をかけているかも」
これらの感情がからみ合い、さらに心が混乱しやすくなっていませんか?
思考の状態
もやもやしているときの思考は、ネガティブなパターンにはまりやすくなります。
★ 同じことを繰り返し考える
⇒ 「あの時こうしていれば…」「何がダメだったんだろう」など、終わったことや結果が出なかったことをグルグル考えています。
★ 最悪のケースを想像する
⇒ 「きっとダメになる」「どうせうまくいかない」と、根拠のない悲観的な考えが浮かんでいます。
★ 「でも」「どうせ」と否定的になる
⇒ 「やっても意味が無い」「どうせ無理だ」と諦めモードになります。
★ 判断力が鈍る
⇒ 何を優先すべきかわからなくなり、行動を先のばしにしてしまいます。
もやもやしする状態をまとめると、
◆ 身体 → 交感神経が優位になって筋肉がこわばり、呼吸が浅くなる。
● 感情 → 不安・焦り・イライラが入り混じり、コントロールしにくくなる。
★ 思考 → ネガティブ思考や反すう(同じ考えを繰り返す)が止まらなくなる。
もやもやする原因とは?

もやもやする気持ちが生まれる理由
「もやもや」という言葉は、気が重たい、うつうつ、はっきりしないという状態を表わします。
スッキリしない原因を考えてみると次のようなことがあげられます。
● 仕事や人間関係で、自分の気持ちをうまく伝えられない
● 目標や目的が定まらず、次にどう行動すればいいか分からない
● 過去の失敗や後悔を引きずっている
自分の気持ちや考えを整理できていないことで、もやもやが続いてしまいます。
自分の気持ちに気づくことの重要性
もやもやした気持ちを解消するためには、自分が何に悩んでいるのかを明確にすることが大切です。
感情を無視してしまうと、もやもやが長引いたり、さらにストレスが増してしまう可能性があります。
まずは「自分が何に対してもやもやしているのか?」を理解することが第一歩です。
もやもやする気持ちを手放す簡単な対処法3つ
深呼吸してリラックスする

なぜ深呼吸が効果的なのか?
深呼吸をすると副交感神経が刺激され、心が落ち着きやすくなります。
また、酸素が体内に行き渡ることで、緊張が和らぎ、思考がクリアになります。
おすすめの呼吸法:4-7-8呼吸法のやり方
① 4秒かけて鼻から息を吸う
お腹を膨らませるように、深く息を吸い込みます。
② 7秒間息を止める
息を止めることで酸素が体内にしっかり行き渡ります。
③ 8秒かけて口からゆっくり息を吐く
「ふーっ」と音を立てながら、できるだけ長くゆっくり吐きます。
これを3~5回繰り返すことで、心拍数が落ち着き、筋肉の緊張が和らいでいきます。
もやもやしているときは、呼吸が浅くなりがちです。
意識的にゆっくりとした深い呼吸を行うことで、心と身体のバランスが整います。
普段浅い呼吸をしている人や、緊張やストレスで呼吸が乱れている状態だと、息を7秒も止めるのがきつく感じることがあります。
息を止める時間にこだわりすぎると、逆に緊張が高まってしまい逆効果になることがあります。
そのため、無理なくできる範囲で調整してみましょう。
たとえば、「4-4-6」にして、息を止める時間を短くするとか、慣れるまでは「3-5-5」のように、苦しくないリズムで行ってみてください。
「吸う → 止める →吐く」のリズムが安定すると、副交感神経が刺激されてリラックスしやすくなります。
最初は短めでも大丈夫なので、心地よいリズムを見つけて続けてみることが大切です。
思考を書き出して整理する

書き出し方のポイント
★ 頭に浮かんだことをそのまま紙やスマホに書き出す
★ 「どうして、もやもやしているのか?」と自問しながら書く
★ 書いた内容を見返して、共通点やパターンを探す
思考を整理することで得られる効果
思考を書き出すことで、頭の中がスッキリして原因が明確になります。
また、「自分はこう感じていたんだ」と客観的に理解できるようになります。
身体を動かして気持ちをリセット

もやもやした気持ちをスッキリさせるには、身体を動かして緊張をほぐすのが効果的です。
ここでは、気楽に取り入れられる3つの方法をご紹介します。
5分程度の軽いストレッチ
① 首や肩をほぐすストレッチ
デスクワークやスマホの使用で固まりがちな首・肩周りをほぐすと、頭がスッキリしやすくなります。
② 背中や腰を伸ばすストレッチ
猫背や前かがみの姿勢で凝り固まった筋肉が緩み、深く呼吸できるようになります。
③ 足のストレッチ
太ももやふくらはぎの筋肉を伸ばすことで、全身の血行がよくなり気分がスッキリします。
ストレッチは「気持ちいい」と感じる程度にゆっくり行うのがポイントです。
散歩やジョギング
外に出てリズミカルに身体を動かすことで、気持ちの切り替えがしやすくなります。
① 散歩
⇒ 気楽に始められ、自然の景色や風を感じることでリラックス効果が得られます。
② ジョギング
⇒ 少し息が弾む程度のペースで走ると、心拍数が上がり、「幸せホルモン」と呼ばれるエンドルフィンが分泌され、気分が前向きになります。
散歩やジョギングは、考えがまとまらないときや頭がいっぱいのときに、特におすすめです。
ヨガやピラティス
ゆっくりとした動きで呼吸と身体の動きを意識するヨガやピラティスは、心と身体の両方を調えるのに最適です。
◆ ヨガ
⇒ 深い呼吸とポーズを組み合わせることで、心のざわつきが落ち着き、リラックスできます。
◆ ピラティス
⇒ 体幹を鍛えながら、姿勢や呼吸を整えるエクササイズで、身体のバランスが整い気持ちが前向きになります。
特に寝る前のヨガは副交感神経を活性化させ、安眠にもつながります。
気分や時間に合わせて、無理なく取り入れてみてください。
まとめ:もやもやする気持ちを手放してスッキリした毎日を

もやもやする気持ちは、深呼吸、思考の整理、運動の3つで効果的に解消できます。
今日からすぐに試して、気持ちをスッキリさせましょう。
もやもやの原因は、「心」だけでなく「身体」にもあるため、思考で解決しようとしても難しいのが現状です。
だからこそ、まずは身体からアプローチすることが効果的なのです。
身体を調えることで心も落ち着いてきます。
ぜひ、お試し下さい。
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お読みいただきありがとうございました。