自分いじめを無意識にしている?!
無意識に自分をいじめている人は多いのではないでしょうか。
「わたしはこれぐらいでいい」と贅沢はいけない、謙虚でなければならないという思いが強いので自分に厳しいのかもしれません。
無意識に自分いじめをやっている人は自分をないがしろにしているので、例えばほめられても素直に受け取ることができません。
「私なんて…」「たまたま運が良かっただけです」と言ってしまいます。
そして、自分のことは二の次になり、他人を優先してしまいます。
自分より他人に気を使うので、「私は最後でいい」と言います。
また、自分の意見を持たない、持っていたとしても言わないようにしているようです。
意見を求められた時は、「○○さん(権威ある人)が言うには~」で始まり、自分の意見を言うのを控えてしまいます。
感情面でも素直に自分の感情を認めることができず、押さえ込むことが多いように見えます。
「こんな気持ちを持ってはいけない」、「そんな考えは間違っている」と思い自分の気持ちを否定するか、無視してしまいます。
自分いじめをする人は自分の身体に対しても、ネガティブな扱いをしてしまいます。
仕事で無理をして疲れやストレスを溜め込んでしまいます。
「こんなことではいけない、もっと頑張れ」と疲れた身体に鞭を打つことがあります。
自分を大切にしているとは
自分を大切にしている状態は、起こる感情を素直に受け止めて表現ができます。
誰でも、嫌悪感とか怒りとか嫉妬とかそういうネガティブな感情を感じることがあります。
感情はネガティブなものであっても、それを感じることを押さえ込まず、許容し、感じ切ることができます。
自分を大切にするというのは、もしあなたに親友がいたら、その親友に親切にしたいし優しくしたいと思うでしょう。
悩み事があれば力になりたいと相談に乗ったり、励ましたりします。
あなたの親友にしてあげたいことをあなた自身にやってみてはどうでしょうか。
親友に対する気持ちや行為を自分自身にするということが、自分を大切にするということではないでしょうか。
いつも心地よく機嫌よくありたいと思いますから、身の回りを「あなたのお気に入り」で満たしてあげます。
食べ物や着るもの、住まいを好きなものや快適なものにしてみます。
親友にはきれいな所で心地よく過ごして欲しいと思うので、あなたのお部屋をきれいにピカピカにすることからはじめてはどうでしょう。
あなたの身体にも気をつけてあげて、身体を痛めつけるようなことはしないで、疲れていたら休んでもいいと許可してください。
心と身体はつながっていますから、身体の調子がいいと心も安定します。
そのために適度な運動をして、栄養のあるものを与えてあげます。
自分を大切にするというのは、ものごとに対する姿勢にも表われます。
問題が起こったらしっかりと向き合う姿勢を持っていて、苦しくても真実を見ようとします。
逃げずに対処しようと考え、自分に正直で、自分を誤魔化そうとはしないのではないでしょうか。
自分が間違っていたら、頑なに自分の考えに固執せず、誤りを認め訂正し謝るでしょう。
なぜ、自分を大切にできないのか
周りに合わせることが大事だと教えてきたからかもしれません。
わがままを言ってはいけない、他人に認められるように頑張らなくてはいけないという考えが強いからかもしれません。
自分を甘やかすとわがままでろくな人間にはならないと思い込まされてきたのかもしれません。
自分に厳しく、他人には優しくすることが良いように教えられてきたからではないでしょうか。
自分を大切にしないというのは、本来の心や身体を尊重しないことです。
ガマンをさせ続けてきたから、本当のあなたの心が押さえつけられてきたのではないでしょうか。
ですから、穏やかさや幸せ感を感じることができなくて、つらい苦しい状況が続くのではないでしょうか。
長くガマンを強いたから、自信がなくなり自分を大切にできなくなったのでしょう。
自分を大切にするには
無意識に自分をいじめているとしたら、たとえばショップで見かけたワンピースがかわいいなと思っても、自分には贅沢だと思い我慢するでしょう。
でも、そのワンピースを着てお出かけしたら、幸せな気持ちになりワクワクするイメージがわいたら、自分に買ってあげてもいいのではないでしょうか。
「こうあらねばならない」「こうすべき」と他人の評価にあわせなくても良いと思ってはどうでしょうか。
自分を大切にするということは、自分の命を尊重するということです。
人間は、その人だけの心と身体を持っています。
二人として同じ人間はいません。
思考や感情に抵抗せず、その時その時のあなたを何の抵抗もなく受け入れることが大切です。
幸せな気分をたくさんあなた自身に体験させてください。
お読み頂きありがとうございました。