ネガティブ感情を否定せず認めよう:あなたのすべての感情は必要なもの

ネガティブ感情を否定してる?

他人から悪口や批判を受けた場合、「全然、平気」と思って、ショックを受けた自分を認めたくない気持ちが起こります。

そんな時、ダメージを受けてはいないと自分に言い聞かせ、「弱い自分ではいけない」、「もっと強くならなければダメだ」と思い込ませようとしたことはありませんか?

他人の言葉に傷つきやすかったり、すぐに落ち込んで、元に戻るのに時間がかかったりするのを恐れてネガティブ感情を否定しているのではないでしょうか。

様々な出来事に出会い、気持ちが重くて不安感が強くなることがあります。

たまに人からほめられても、「いえ、いえ」と謙遜ではなく、本当に否定していたのではないでしょうか。

普段から、我慢することがあたりまえになっていなかったでしょうか。

まじめでやさしい人は、幼い時からイヤだと言ってはいけないと教わり、我慢することでいい子でいました。

周りから雑に、またひどい扱われ方をされても、耐えて結局相手の言うとおりにしてしまうことがあったのではないでしょうか。

そうすると、自分がセルフイメージの低い人間になってしまいます。

我慢するのがあたりまえで、あなたは自分を出してはいけないと思い、イヤだと言えない人間になってしまったのではないですか。

いつまでこんなネガティブな状態でいなければならないの?と悲しくなったことがたびたびあるでしょう。

あなたの感情を認める

挫折したとき、ひどく傷つき落ち込んでいるのに「いやいや、これぐらいだいじょうぶ」、「全然、なんともない」とか言っていたら、もうそれをやめにしませんか。

つらいという気持ちを押し殺してはいけないのです。

つらいとか、嫌だ、不安だという気持ちが湧き上がっているのに、それをちゃんと感じようとしないで否定するのはよくありません。

あなたはあなたの感情にちゃんと向き合うべきなのです。

ネガティブ感情と闘いなさいというのではありません。

自分の気持ちを否定していることは、自分を否定していることであり、あなたがあなた自身を尊重していないことになるのです。

弱いことは悪いことだという思い込みに縛られて、苦しいのに、やりたくないのに無理やり頑張れとあなた自身を追い込んでいたとしたら、それは必要のないことなのです。

あなたがあなた自身をいじめていることになるからです。

ちょっと言葉がきつかったかもしれませんが、でも、あなたはあなたの感情に意識を向けて、ありのままのあなたを受け入れなければずっと苦しいままです。

”強くあれ”ということではなく、弱いあなたもあなたであると認めることがあなたを救うことになります。

弱くてはいけないと思わなくてもいいのです。

他人が今の状態を「弱い」というのなら、「それでもいい」と言って、そのままのあなたを許すことです。

そして、もっとあなたはあなたに優しくしてあげることです。

その時その時に感じる感情を認めてあげましょう。

感じることは、自分を肯定することになります。

あなたがイヤだと思うものはイヤだと思って良いのであって、他人の意見に従う必要はないのです。

他人の顔色をうかがわなくてもいいのです。

怒りや嫌悪感や不安な気持ちや…ネガティブな感情になったらそれを受け入れ、感じることです。

感じている時は、「あの人がこう言ったから」とか「原因をはっきりさせなければ」というように思考を働かせないで静かにさせておきます。

ぐるぐると考えると、ネガティブ感情にガソリンをかけているようなもので、ネガティブな感情がさらに大きくなるのでやめた方がいいでしょう。

怒り、嫌悪、悲しみ、不安…感じてはいけないと思わず、生じた感情は大切にして、感じ切ることです。

ある程度の時間が経過したら、ネガティブ感情も静まってきます。

嫌な気持ちや怒りを感じることもあるとあなた自身を認めて、肯定して下さい。

どんな感情も否定せず、感じることが、あなたを大切にすることです。

それから、あなたがあなたに共感して、あなたを認めてください。

「怒ったり、悲しんだりするのは、当然だよ。」と寄り添ってください。

周りの考えに合わせることはないのですから、勇気を持ってあなたを守ってください。

あなたを大切にしてください。

お読み頂きありがとうございました。

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