自分の人生に責任をもつ意味~被害者意識を手放し、幸せを選び取る力

「私は頑張っているのに評価されない」「私はかわいそうな人」……

そんな風に感じてしまうこと、ありませんか?

それは、被害者意識が心の奥で働いているサインかもしれません。

被害者意識を持ち続けていると、気づかないうちに「人生の主導権」を他人任せにしてしまう危うさがあります。

本当の意味で幸せを感じられるのは、自分の力で前に進めたときではないでしょうか。

この記事では「被害者意識」に気づき、それを手放していくための視点をお伝えします。

心がラクになり、自分の人生に責任を持つ生き方のヒントになれば幸いです。

被害者意識が心をしばる

「私は悪くない」「傷つけられたのは私」そう思うことは、自己防衛の一種かもしれません。

けれど、被害者意識とは「起きた出来事の責任はすべて他人にある」とする思考のクセ。

たしかに、自分ではどうにもならないこともあります。

天災や社会的出来事のように、どうしようもないことは起こります。

でも、それ以外のことで「何もできない」と思ってしまうことは、自分の力を手放してしまうことでもあります。

どうにもできないという意識があると「どうせ私は何もできない」「周りが変わらなければよくならない」と思い込み、行動できなくなってしまいます。

その結果、何かが変わるのをただ待ち続け、受け身で生きるようになってしまいます。

自信を失い、苦しい状態が続いてしまうのです。

”かわいそうな私”でい続ける代償

「私はかわいそうな人なんだ」と思うとき、私たちはどこかで他人の共感や助けを求めているのかもしれません。

しかし「かわいそうな私」のままでいようとすると、自分から動く力が出てきません。

他人が変わってくれないと、自分は幸せになれない。

周囲に認めてもらえなければ、自分の価値が証明できない━━

そんな考えに縛られていると、行動することがどんどん怖くなっていきます。

自分の価値を他人任せにしていると、心はどこまでも不安定なままです。

「幸せは他人がくれるもの」だと思ってしまうと、他人の言動に心が振り回されます。

自分の人生を自分で生きることから遠ざかってしまうのです。

ほんの少しでも「自分がどうしたいのか?」に意識を向けてみること。

それが、自己肯定感を上げる方法のひとつでもあります。

「許せない気持ち」は愛されたいサイン

親に傷つけられた。

恋人に裏切られた。

身近な誰かとの関係で、心に深い傷を抱えている人もいるでしょう。

「私の不幸は、あの人のせいだ」

その気持ちが消えずに残っているとき、心の奥は「もっと愛して欲しかった」「わかって欲しかった」という気持ちがあるのかもしれません。

でも、もしその人がもうあなたの人生にいないとしたら、どうすればいいのでしょう。

その穴を、誰かが埋めてくれるのでしょうか。

本当の意味で癒されるには「あの人がわかってくれればいい」という願いから、自分自身で自分を理解してあげる方向へ、意識を切り替える必要があります。

他人に埋めてもらおうとしていた”穴”は、実は自分で癒せるものかもしれません。

問いかけが、人生を変える

「誰もわかってくれない」

そう思ったときこそ、自分自身に問いかけてみてください。

「どうして私は、わかってもらえないような振舞いをしてしまうんだろう?」

「”私は被害者だ”と思い続けることに、どんな意味があるんだろう?」

思考は、問いかけによって動き出します。

そして問いを続けるうちに、少しずつ自分の中に答えが見えてくるはずです。

「私はこう思っていたんだ」

「本当はこうしたかったんだ」

そう気づけたとき、心は少し自由になります。

そして、その問いはあなたの人生を取り戻すきっかけになります。

自分の人生の主人公は、私

どんな過去があっても、どんなに傷ついていたとしても、人生の舵は自分で握ることができます。

「自分には価値がある」「私は自分の選択で人生を切り開いていける」

そう信じることが、自信や行動の源になります。

他人の評価は受け止めながらも、最後に自分をどう見るかは自分で決める、ということです。

問題が起きても、「どうやったら乗り越えられるか?」と考えると、自分の意志で挑戦していけます。

積極的な生き方を選んだとき、”自分の人生を生きる“方向へ変わるのです。

おわりに

「誰かのせい」「私には何もできない」そんな思いに捉われていた過去があっても大丈夫です。

でも、大切なのはそこから一歩踏み出すこと。

自分を信じて行動することが、人生を変える第一歩になります。

自分の人生の主人公は、私なのです。

どう生きるか、どこに向かうかはいつだって自分で選べます。

あなたの人生は、あなたの手の中にあることを思い出してください。

お読み頂きありがとうございました。

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