陰口を言われて苦しい状態から抜け出したい:悪口への対処法

陰口という他人の攻撃

4月から新しい学校や職場に入り、交友関係も新しくできつつあるのではないでしょうか。

その中で、陰口を言われていることに気づいてショックを受けることがあります。

「私はその人に何もしていないのに、どうして悪口を言うの?!」と思います。

「付き合いもそんなにないのに、何でそういうことを言うのだろう。」と憂うつな気持ちになります。

新しい環境になり、新しいことが多くて毎日緊張することが多い生活です。

それに加えて、他人から悪口を言われていることを知ります。

気持ちの余裕がないのに他人の悪意というネガティブな攻撃を受けて、苦しい状態になっています。

家に帰っても何もする気が起こりません。

「これじゃだめだ」「もっと、しっかりしなければ」と自分を責めてしまいます。

早く元の生活に戻って毎日を充実して過ごしたいとあせります。

他人からの陰口に対して心を立て直す方法について考えてみます。

陰口を言う人の心理

人の悪口を言う人はその人自身に問題があるというか、ネガティブな心の持ち主なのでしょう。

悪口を言われている側の問題ではなく、言っているその人自身の問題だと捉えます。

相手が精神的に充実していて、幸福感を感じていたら他人の悪口をいう行動は取らないでしょう。

そういう人は、何らかの精神的な不満を赤の他人にぶつけてストレスを解消しているのです。

あるいは、劣等感からそういう行動になっているのかもしれません。

陰口を言われる人より自分が上だということを周りの人たちに示したいから、悪口を言うのかもしれません。

人間は幸せな状態であれば、周りの人にもその状態が伝染するものです。

幸せな人は、穏やかでやさしく明るい雰囲気を広げていくように見えます。

悪口を言う人は自分の心が貧しく、欠乏感があるのだと考えたほうがよさそうです。

陰口を言う人への対処法

自分には非がないとしたら陰口を言われる人の問題ではなく、陰口を言う人の問題だと捉えるべきです。

人は他人を変えることはできません。

その悪口をいう人の問題はその人自身が解決するべき問題だと捉えるほうがいいです。

また、その人をどうにしてやろうと考えるの適当でなく、関わるほどにエネルギーを奪われるので、深入りするのはやめた方がいいでしょう。

距離を置く

悪口を言う人からは、距離を取るのが一番です。

仲間はずれにされたら嫌だと言う思いがあり、離れることはできないと思います。

しかし、悪口を言う人と友だちになれるでしょうか?

悪口は人の心をネガティブにして、エネルギーを奪うものです。

勇気を持って、きっぱりと一線を引き、距離を取ることをおススメします。

人に話す、紙に書き出す

苦しい状況のときは、辛い思いを自分の外に出したほうがいいです。

なので、友人に話を聞いてもらうことができたら、そうしましょう。

アドバイスをもらうということではなく、ただ聞いてもらえると心が軽くなります。

共感してくれる人がいたら、自分は一人ではないという感覚が持てます。

人に聞いてもらうのが難しい場合は、日記やノートに書くことがおススメです。

書くことで自分を客観的に見ることができます。

あまりにも苦しかったら、一人二役という形で書いていくといいでしょう。

一人二役で書くというのは、まず、黒色のペンで自分の辛い思いを書いていきます。

その後に、ピンク等の明るい色のペンで「もう一人の自分」が出てきて、コメントを書き入れます。

例えば、

「辛い、苦しい!」「何とかしたい!」  

「そうだね」「わかるよ」「つらかったね」「大丈夫、私がついている」

というように書き入れます。

「もう一人の自分」が慰めると気持ちが楽になります。

運動する

人間が悩んでいるときはじっとしていて、姿勢が変わらず身体が固まっている状態になっています。

心と身体は繋がっていますので、身体をほぐすと心がほぐれます。

運動をしたからといって、相手の陰口がなくなるわけではないのですが、自分の心が明るく、軽くなります。

心拍数の上がる運動を日常に取り入れてみることがいいでしょう。

複数のコミュニティを持つ

大学生の場合、サークルに参加すると同学年だけでなく異なる学年の人たちと交流できます。

あなたの個性や魅力を多くの人たちに知ってもらう機会です。

学校や職場以外で習い事の教室、サークルなどに参加するのもありです。

自宅と学校や職場の往復ではなく、趣味や興味のあるコミュニティを探して見ると共通の価値感の人たちが現れるかもしれません。

まとめ

今、行き詰って苦しい状況にある自分をもっと客観的に見ることができたら、少し楽になるのではないでしょうか。

・陰口をいう人はその人自身問題を抱えていると捉えます。

幸せな人は他人の悪口は言わないと思えば、距離を取ることにも抵抗はないでしょう。

・辛い思いを外に出します。

話を聞いてもらえる人に話すと楽になります。

共感してもらえたら孤独感がなくなるでしょう。

日記やノートに思いを書き出してみます。

一人二役で、辛い自分とそれを慰める自分が出てきてコメントするというやり方もあります。

・複数のコミュニティを持ち、様々な人たちの考えや価値感に触れる機会を持ちます。

・運動をして心と身体の調和を保ちます。

心と身体は繋がっています。

運動は、自分を調えるひとつの方法です。

ただ考え込むのではなく、思いを声に出す、紙に書き出す、運動するなどして、身体を使ってじっと固まった心をほぐしてみてはどうでしょうか。

お読み頂きありがとうござました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク