自分にレッテルを貼る人の心理:レッテルを貼り直し、行動するあなたへ~

レッテルを貼る人の心理

自分のことを端的に表現するのに、レッテルを貼るという方法があります。

レッテルを貼るとは、人やものごとを一方的に評価したり判断することです。

いい意味には使われず、どちらかというと悪い意味をもつニュアンスであり、一方的に決めつけるといってもいいでしょう。

例えば、自分にレッテルを貼ると「私は優柔不断だ」「私はなまけものである」…とか、ある一つの特徴をもって、それが自分を表わす表現として使います。

言い訳に使われることもあります。

「私って繊細な人じゃないですか~」と始まり、その後に言い訳が続く人がいます。

「私は朝弱い人だから」と遅刻のいい訳に使われたり…。

自分自身に対しての良い訳、つまり自己卑下に使う場合もあります。

「私は無能だ」「私は才能がない」…

現状が上手くいっていないときにこんな風に言います。

自分を周りの人よりも低いところに置いています。

「私はダメ人間だ。」とレッテルを貼っている人は、「自分は何をやってもダメだし、生きててもしようがない。」と言います。

何もしたくないからなのか、自己卑下のレッテルを使っています。

やらなければいけないことがあるし、それをやらないと前には進めないとわかってはいるけど、やりたくないのか、できないと思っているのか…。

自分を卑下した言葉を使うときは、「劣った人間をそんなにいじめないで!」と言う気持ちが隠れています。

レッテルを正当化する

レッテルを貼った時点でものごとは限定されて、他の特徴や意味が入り込めない、動かない状態になります。

自分にダメなレッテルを貼ることで、変わらずにい続ける「ダメな自分」を正当化しているともいえます。

変化し成長し、新しいことに挑戦することを拒んでいるように見えます。

「昔からそうだったから、今もそうなんです。」という思いが強いのです。

「子どもの頃から、何をやっても続かなかった。」と言います。

「自分は、ダメだから変われない。」と言っています。

きつく言ってしまいましたが、自分にダメなレッテルを貼り、行動しない言い訳にしているのであれば、思い直していただきたいのです。

人間には意思があります。

ダメレッテルを貼っているのは、自分は「変われない」のではなく「変わらない」と決めたということではないでしょうか。

「変わらないこと」を周りに納得させようとしているのではないですか?

「変わらない」ことを決めた根っこにあるものは、頑固な自己否定なのかもしれません。

子どもの頃、否定的な言葉を掛けられていたから、それをそのまま自分の言葉として持ち続けているのでしょう。

もしそうであれば、他人から言われた言葉を、自分の言葉として使っているということになります。

「変わりたくない」というのは、今までの自分でい続けるということです。

今まで自己否定をして自分を限定してきたのであれば、ずっとこのままダメな自分でいいということになります。

周りの意見に従って生きてきたので、何をやるにも周りの意見を求めてきました。

不安や心配が多く、他人に依存することが多かったから変わるのが恐いのかもしれません。

自己否定していたら自分も楽しむことが少なくなり、他人がわいわいと楽しそうにしているところから距離を置いてきたのでは…。

感動すること、つまり感情が高まることから遠ざかっていたのではないでしょうか。

限定された閉塞的な場所にいて、新しい経験ができるでしょうか。

今までと同じでい続けると、新しいことはしなくてもいいし、挑戦しなくてもいいのです。

今までと同じで変わらないことは、安全だと思っているのです。

ずっと殻に閉じこもっていたら安心なのです。

挑戦しないから不安にならないし、失敗もないわけです。

レッテルを選び直す

何もしないことが現状維持につながるわけではありません。

外界の世界は常に移り変わっています。

この世界に変化しないものはありません。

自分の身体だって変化しているのです。

細胞は決まった周期で生まれ変わるといいます。

現状維持でいいと思う「現状維持」とは、幻想なのです。

今を維持するには、絶えず働きかけをしていなければ維持できないものです。

物にメンテナンスが必要なのと一緒です。

わかりきった枠の中にいると、新しい感激や成長を経験できないままです。

未知の世界を恐れるあまり、行動しないでじっとしていることは大きなリスクといえます。

恐怖心を持ち続け、怠惰な自分を正当化するのがいいのか、新しいことに挑戦することで今の自分を成長させるのか、それはあなたの選択次第です。

もし、成長し続ける自分を選ぶのであれば、新しい自分にふさわしいレッテルを選べばいいのです。

恐怖心のために言い訳して何もしないのか、殻を破って可能性を広げ行動し、人生の楽しみを味わうのか、決めるのはあなたです。

レッテルを貼るということにポジティブな意味を持たせるのであれば、心が晴れて軽くなる言葉を選んだらどうでしょう。

気持ちがしっくりする言葉、例えば、明るい、楽しい、感謝できる…などの言葉のレッテルを貼り直してみてはどうでしょうか。

お読み頂きありがとうございました。

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