先延ばしするのは
やろうと思っているのだけど腰が重くなかなか行動できず、さきのばしにすることが多いとしたら、心理的なブレーキがあるのかもしれません。
おっくうな感じがしてエネルギーが出ない場合は、自分の中に行動を止めるものがあるのではないでしょうか。
セルフイメージが低いと、失敗を恐れるために新しいことにチャレンジすることが少なくなるか、チャレンジしなくなるといわれます。
セルフイメージは自分が自分のことをどう思っているかということです。
セルフイメージが低いということは、自分に自信がなく、自分の能力は低く何をやってもダメだという思いが強いということです。
セルフイメージが低いと将来の不安が大きいため、安定を求めます。
行動することは未知のことであり不安な要素が多いため、今の安定を崩すことになります。
なので、行動して失敗するよりも何もしないこのままがよいという判断となり、行動しなくなります。
そうすると行動することが少なくなり、チャンスを逃すことにつながります。
失敗したら恥をかく、バカにされるかもしれないと他者からの評価への不安から、失敗を恐れます。
他人からどう思われるかということが非常に気になるのです。
そうであるからますます新しいことに挑戦しなくなります。
他人の評価が気になるのはなぜでしょうか。
バカにされたりのけ者にされて、一人ぼっちになるのが恐いからでしょうか?
私たちの価値観や観念は後天的に作られてきたものです。
自分の価値観や観念は、両親や周りの大人たちとのかかわりから作られてきました。
私たちは生まれてから両親や周りの大人たちの考えや観念をコピーして育ちます。

体験とセルフイメージ
セルフイメージは価値観の一つです。
先ほどもいいましたが、セルフイメージは自分が自分のことをどう思っているのかということです。
「自分」を自分が生まれてから今まで、どう捉えてきたかというのがセルフイメージです。
物心つく前から自分に下された周りの評価を自分だとして受け入れて、セルフイメージは出来上がります。
自分で自分をどう思うかということと他人が自分をどう見ているかという見方もセルフイメージを作っています。
他人が自分をどう見ているかという想像が、セルフイメージの要素になっているということです。
人はセルフイメージに合う体験を積み重ねていきます。
そして、積み重ねられた同じような体験は、さらに強固なセルフイメージとなっていきます。
「気が小さい」というセルフイメージを持っていたら、気が小さい体験を重ねていき、”ほうらね”というように、思う通りの「気が小さい」自分が出来上がっていきます。
セルフイメージは無意識の中にあるのです。
反対に、高い自己評価でありポジティブなセルフイメージを持っているとしたら、自信を持ってやりたいことに挑戦でき、自分の目標を達成するために行動し続けることが可能となります。
そして、最終的に得たい結果を得ることができるでしょう。
ものごとを複雑に考えると行動しなくなります。
結果をあれこれ考えるので、先ほどいったように失敗したくないということや周りの評価を気にするので、すぐに行動することができません。
行動を止めている考えは、何なのでしょうか?
それは、あなた本来の考えなのでしょうか?
誰かの評価を気にしているから動けないということですか?
言うまでもないのですが、あれこれ考えて行動することを躊躇していては、何も変わらないのです。
他人の批評が恐いから何もしないでいるのか、あえて行動するのか、それはあなたの選択次第です。

シンプルに考えて
この世界には現状維持ということはないのです。
周りの世界は常に変化しています。
変化の中に生きているのですから、自分だけが変わらずにいることは不可能です。
現状を保ちたいとしたら、劣化しないように何らかのメンテナンスや改善が必要になるでしょう。
ですから、何もやらないでずっと今のままの状態を継続することはできないのです。
静かな湖面に石を投げたら波紋が生じます。
同様にあなたが何かを起したら回りに波紋が広がり、何かが変化します。
新しい結果が欲しいとしたら、何かを始めなければ手に入りません。
仮説を立てて行動する人もいるでしょうし、直感を信じ行動する人もいるでしょう。
複雑に考えず、やらない理由に目を向けるのではなく、単純にすばやく行動してみると変わります。
やってみたいと思うことは、結果を取りに行こうとあせらずに、ベビーステップではじめてみてはどうでしょうか。
お読み頂きありがとうございました。