あなたを元気づける物語
職場で思った結果が出なくて、落ち込んだりネガティブな状態になってしまうことがあります。
気分が変わらず沈んだ状態が続き、先が見えないと不安になります。
特に若いときは感情の起伏が大きく、ひどく落ち込んだと思ったら、急にハイになることがあります。
そして、また気持ちが沈んで行ったりします。
何かよくないことが起こると将来も悪いことが続くのではないかと、暗く考えてしまいます。
でも、こんな心配や不安は実際に起こっていることではなく、取り越し苦労というものがほとんどだったりします。
そんなネガティブな状態のときに、読むと気持ちがはれるお話があります。
季節の話
思うように行かない状況を、季節にたとえてみます。
あなたは今、冬の季節にいるのだと思ってみてください。
人々は雪が降ったり冷たい空気の中では活発に動くことができなくて、じっと寒さに耐えています。
あたたかい春を待っている状態です。
日本には四季がありますから、冬の後には必ず春がやって来ます。
春は気温が上がり、植物は芽を出して花を咲かせたりします。
動物たちも活発に動き出し、ベビーラッシュがあります。
春の次は夏が来ます。
夏は成長の季節です。
そして成長の夏の後は、収穫の秋が来ます。
秋の次は冬がやって来ます。
計画通りにいかないことが日常生活には多々あります。
むしろ、思った通りにいくことが少ないのではないでしょうか。
日本の四季はそれぞれ特徴を持っています。
人はただ冬の過ぎるのを待っているだけでなく、冬の時期しか出来ないことをやります。
農業をする人は、冬、土壌を休ませ肥料を作ったり次の収穫の準備をします。
冬は準備の期間といえます。
春になったら作物の種を土壌に蒔き、芽が出て葉が茂り、夏には大きく成長してやがて実りの秋がやって来ます。
もし、あなたが見通しが立たないと悲観的になっているとしたら、あなたがいる季節は、今冬だと思ってみてください。
今冬にいるとしたら、耐えて待つ時期なのかもしれません。
と同時に、これからやってくる飛躍のための準備期間として捉えてみてはどうでしょうか。
あなた自身を磨く時間として活用してみてはいかがでしょうか。
厳しい寒い冬がずっとは続きません。
また、必ず春がやって来るのです。
ノミのジャンプ
あなたの可能性に疑問を持っているとしたら、こう考えてみてはどうでしょうか。
ノミは30センチほどの跳躍力があるそうです。
ある実験をしました。
30センチより高さの低い容器にノミをいれ、蓋をします。
ノミはジャンプして出ようとしますが、蓋にぶつかり出られません。
何度もジャンプを繰り返しています。
そして、しばらくして蓋を外すと、ノミはその容器の高さより低い高さしか跳べなくなっています。
蓋はないので、本来の跳び方ができれば、ノミは外に出られます。
しかし、ノミは跳べるはずの高さのジャンプができません。
あなたが限界を自分で決めたら、できるものもできなくなるということなのです。
過去の体験や思い込みで自信の行動を制限してしまうと、あなたは自分で可能性をつぶしていることになります。
あなたの限界を自身で決めないで下さい。
あなたの可能性を花開かせてください。
石工職人の話
もし、今やっていることにあせりを感じているとしたら…。
石工職人は巨大な石を割るために石にのみを当て、ハンマーでたたいています。
一打一打、力を込めて石をたたいています。
何十回、何百回、何千回、…
そして、ある時点で、石は真っ二つに割れます。
石が割れたのは、一打一打力を加え続けてきたからです。
あなたがやっていることが取るに足らないものと思ってしまい、結果が出ないことにあせりを感じているとしたら。
現状は変わらないように見えても、ものごとは進行しているのです。
今やっていることの結果は必ず表われて、成果の出るときが来ます。
石工職人は知っているのです。
根気強く打ち続けていると、必ず石は割れるということを。
たとえ話で一息
たとえ話の光景を想像してみてください。
今あなたは、逆境にいると感じているかもしれません。
でも、今のネガティブな状況はあなたが焦点を当てて大きくしているだけなのかもしれないのです。
問題だと思っていることは、視点を変えてみると違う可能性があることに気づくかもしれません。
たとえ話は、あなたにメッセージを与えてくれます。
落ち込んだ状態や凹んだ状況は、永遠には続かないものです。
今を嘆かずあせらず、長期的な視点で捉えたらどうでしょうか。
今うまくいかないとしても、今の経験が将来に役立つことになるかもしれません。
たとえ話を読むと、いい時もあればうまく行かない時もあるということを素直に受け入れることができるのではないでしょうか。
お読み頂きありがとうございました。