コップ半分の水:あなたはどう思う?~「半分しかない!」or「半分もある!」

「もう半分しかない!」or「まだ半分もある!」

認識の仕方の例えなのですが。

コップ半分の水があり、そのコップの水を見てどう思いますか?という問いがあります。

ある人は「半分しかない」と思い、別の人は「まだ半分ある」と思います。

ものごとを認識する際に、足りないという視点に立つのか、足りていないと思うのかということです。

足りているか、足りていないかという認識で、その人の「豊かさ」が決まるといわれます。

あなたはどう捉えますか?

ものごとを悲観的に考えるか楽観的に考えるかの違いともいえます。

「コップの水が半分しかない」と思うことは、足りないことに目が行っています。

「まだ半分ある」と思えるとしたら、足りていることに焦点が当たっています。

同じような問いですが、

ここに二つの円があります。

一つは完全な円を描いていますが、もう一方は円の一部が欠けています。

一般的に人は、欠けたほうに目が行くようです。

完全なものよりも不完全なものに目が行く傾向があるといわれています。

人間は生命を永らえることが最大の目標ですから、すべてにおいて安全安心を求める生き物といえます。

ですから、欠けていることや足りないということは安心できない状態なので、そういう状態は嫌なのです。

なので、悲観的に考える人が楽観的に考える人よりも多いのかもしれません。

悲観的に考えることが普通なのかもしれません。

人間は、ものの見方がネガティブな傾向にあるといえそうです。

視点を否定的なものに合わせていますので、欠乏や欠陥に目が行ってしまいます。

欠けているものがあると考えることは、ネガティブな感情を持って欠乏していることを認識します。

そして欠乏に視点がいき、足りないことに意識がいくと満たされない足りない状態が続きます。

人間は意識を当てたことにエネルギーが注がれ、思っていることが実現します。

反対に、楽観的なものの考え方をしていくと「まだある、十分に持っている」という気持ちになります。

「自分は大丈夫」という安心感があります。

行動を続けやすく、やりたいことをやってうまくいかなかったとしても、できるという気持ちが強いので、失敗をのりこえようという気持ちと行動力があります。

行動を改善してよりよいものを得ようと意欲的になり、将来への希望を持ち続けられます。

失敗した自分を許せる?許せない?

失敗した時、ネガティブな気持ちになります。

失敗したのは、自分が悪いからだと自分を責めて、自分を許せない人がいます。

反面、失敗は自分の責任もあるかもしれないけど、他の要因もあるのだから、これからどうやればうまく行くかと気持ちを切り替える人もいます。

気持ちを切り替える人は失敗した自分を責めることはせず、失敗の原因を客観的に見ることができます。

そして「失敗したのは一時的なことで、次は成功するかもしれない」と失敗はずっと続くものではなく、限定的なことと捉えます。

つまり、ものごとがうまくいくか、失敗するのかは、自分の内面的な要因が大きいといえそうです。

足りているという意識でものごとを見れば、頑張ればうまくいくと主体的な考え方ができそうです。

いい出来事があったときは、次もまた起こると思えます。


さらに、成功は他のことにも波及していろんないいことが起こるだろうと期待することができます。


失敗というのは、期待した結果でなはく、ただ行動の結果が出たことだと捉えられます。

失敗で自責の念に駆られることは無く、フィードバックして次の行動につなげようと思えます。

今は成功していなくても、あきらめず、まだ成功の途中であると考えることができます。

また失敗を楽観的に捉える人は、歯をくいしばってがんばるという人ではないようです。

したいことをする、うまくいくと思っているからうまく行くまでやり続けるという感覚を持っています。

思い込みが結果を決める

感情がその人の状態や行動を決めるといってもいいでしょう。

感情はその人が何に意識を向けているかということにより違ってきます。

意識は視点によって変わり、視点は自分への問いかけによって変わります。

例えば、朝「今日はどんないいことがあるだろうか?」と自分に問いかけると、脳は「いいこと」を探そうとします。

反対に「今日、嫌なことが起きなければいいな。」と思ったとしたら、「嫌なこと」に焦点があたっているので嫌なことが実現される可能性が高くなります。

よいことを考えればよいことが起こり、悪いことを考えれば悪いことが起こるということになります。

積極的な視点でものごとを見るのか、消極的な視点で見るのかという違いで、起こる現象に大きな違いが出るといえます。

人は積極的な視点を持つか、消極的な視点を持つかで現実が決まるということになります。

人間のものの見方はその人なりのくせがあります。

「コップの水が半分もある」という見方をする方が、あなたにとっていいことが起こりそうです。

もし、ネガティブな考え方のクセがあり、急にポジティブな見方はできないというのなら、ノーマルな捉え方に近づけることを意識されたらどうでしょうか。

意識的に足りているもの、自分が持っているものに目を向ける練習をしてみてはどうでしょう。

そうすると、足りている、満たされているという感覚を感じることができます。

そして、もうすでに与えられているということに気づくかもしれません。

満たされた気持ちになると幸せな感覚を感じることができます。

お読み頂きありがとうございました。

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