意識の自分と感覚の自分
ダイエットしようと決めたけど、ついつい食べてしまい‥‥ 落ち込む。
やろうと決めたのに、それが続かない。
ダイエットすると決めたとき、決めた「自分」と「もう一人の自分」がいます。
ダイエットを始めた当初は意志の力で食べたい気持ちを抑えることができます。
我慢しています。
そのうちに時間がたつとおなかがすきます。
冷蔵庫をのぞくとプリンがありました。
強烈に食べたいと感じた「自分」がいて、つい食べてしまいました。
それに対して「食べてはいけない」と言う自分がいました。意志の自分です。
「食べたい」と言う自分が勝ちました。
「食べたい」と強烈に感じるのは「感覚」の自分です。
「意志の自分」と「感じる自分」、二人の自分がいます。
思考と感覚の対立と言っていいかもしれません。
思考の自分と感覚の自分どちらが強いのでしょう?
圧倒的に「感覚の自分」が強いのです。
人間には2種類の意識があるといわれます。
意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)です。
意識よりも無意識の方が圧倒的にパワフルなのです。
NLPではコンピュータと同じように、人間の頭の中にプログラムがあると考えます。
コンピュータと同じくある刺激を加えると(入力すると)ある一定の反応を示す(それに対応した反応を示す)ということが起こります。
人間のプログラムは無意識の領域にあります。
無意識はどんな目的でプログラムを作るのか?
それは、自分を守るためなのです。
つまり、根底には安全・安心欲求があるのです。
生存欲求を満たすためにプログラムを作ります。
いつも失敗に終わるダイエットだとしたら。
意識はダイエットしようと考えます。
意識の上では毎日決められたカロリーしか取らないと決意します。
しかし、無意識は今までどおりの食事をしたいのです。
無意識は感覚を通して食べたいと主張するのです。
食べたいと感じるのはおなか(=身体)です。
無意識は感覚と直結していて私たちを動かしています。
ダイエットを始める前に頭の中で計画します。
しかし、思いとはうらはらに身体は昨日と同じような食事の量を求めます。
スリムな姿をイメージングする
以前、15キロほど太ったことがありました。
ダイエットしたことがあります。
どうやったら元の体形に戻せるのか無理かもしれないと途方にくれました。
しかし、嘆いてばかりもいられません。
元の体重に戻すにはダイエットしかないと思い、それから食べる量を減らしました。
炭水化物(ご飯)の量を半分にしました。
元の体重に戻すまで約1年ほどかかりました。
毎日体重計に乗ってノートに記録していきました。
グラフにすると自分の体重が視覚化されます。
わずかな減少でも喜べます。
意識では早く体重を減らしたいと考えます。
しかし、体は抵抗します。
ダイエット当初から、自分に暗示をかけるのです。
「私はスタイル抜群だ」
「私の体は健康的で美しい」…
これらの文章のように、イメージできて自分がしっくりくる文章を作ってみます。
そして、その文章を朝晩続けて唱えることによって、潜在意識に願いが入っていきます。
決意(意識)よりも感覚(無意識)が圧倒的に強力です。
自己暗示をかけてみてください。
すてきな体形をした人を思い浮かべてみてください。
スリムな自分を想像してください。
お読み頂きありがとうございました。