自分の顔が嫌いと言う人
自分の顔が嫌いで、人に何か言われるのではないかと心配し、外に出て行くのがイヤだと言う人がいます。
異性を意識し始める年頃になると「顔が嫌いだ」という悩みが大きくなってきます。
異性に顔のことを悪く言われたくないから、異性になるべく近づかないようにしようと意識します。
他人から顔のことについて何か言われるのではないかと、他人の視線が気になります。
そもそも、いつから自分の顔が嫌いになったのでしょうか?
幼い頃は、自分で自分の顔が嫌だとか言わないでしょう。
物心ついた頃、周りの人たちが彼女に対してあれこれ言う言葉を耳にしたのかもしれません。
親が兄弟姉妹で比べることがあり、評価されない言葉を掛けられたら、ネガティブな言葉をそのまま信じてしまったりします。
友達同士の会話の中でも同じようなことがあったのでしょうか。
美人と言われる人と自分を比べて、嫌いになったのかもしれません。
他人から言われた否定的な評価をそのまま受け取って、自分の顔はかわいくないとか、醜いとか思い込んでしまったのでしょう。

顔が嫌いだということは、自分の一部が嫌いだということです。
自分の一部が嫌いだということは、全体の自分もイヤになっているのかもしれません。
自分の顔が嫌で、他人にバカにされるとか、嫌なことを言われるかもしれないと心配します。
意地悪な言い方をしますが、自分が考えるほど他人はこちら(自分)のことを気にしてはいません。
こういうと話が終わってしまうようですが、現実そうなのです。
人は他人のことを見ていませんし、基本的に他人に関心がありません。
他人より自分のことが一番だからです。
だから、外に出たら他の人から顔のことを、あれこれ言われるのではないかと心配する必要はないといっていいでしょう。
他人は、あなたが考えるほど、あなたの顔のことは気にしていません。
こう言われて憤慨する方もいるかもしれませんが。
自分の顔を受け入れるには
他人はこちらのことは気にもしていませんよと言っても、自分の顔が嫌いな人には、「そうじゃない、周りの人はキモチワルイと思っている」と言い張ります。
他人がどう思っているかというよりも、自分が自分のことをどう思っているかということが大事です。
自分顔が嫌いだと言う人はハッピーではないでしょう。
実際悩んでいるのですから、自分を嫌っていては幸せにはなれません。
嫌いだと悩むのは、自分が分裂しているからです。
自分の顔は自分の一部ですし、一部を嫌いになっていたら全体を好きになれません。
自分をすべて肯定して、受け入れることが必要です。

自分の姿を受け入れるワーク
毎日わずかな時間でいいので、自分を受け入れるワークをやってみてはどうでしょうか。
やり方は、全身が映る鏡を用意してください。
そして、その鏡の前に立って自分の顔や身体を見てください。
朝晩、数分ずつ自分を見つめます。
はじめはずっと見ていられないと思い、いやだという気持ちになるかもしれません。
顔のここがイヤだ、体のこの部分がもう少し〇〇だったらと思うかもしれません。
自分の嫌な部分を見たくない、見なかったことにしようと逃げたい気持ちになる人もいるでしょう。
自分の顔がイヤと、強く否定して見続けたくないという気持ちになるかもしれません。
それでも鏡の中のあなたに目を向け続けてください。
深呼吸を何度か行い、気持ちを落ち着かせます。
そして、「私は何があっても、私は私を完全に受け入れます。」と唱えてください。
毎日朝晩、鏡の前でこの言葉を言います。
受け入れるというのは、ありのままの自分を尊重するということです。
鏡を介して自分と向き合うことができます。
嫌いだと思っていたら、目をそむけたくなりますが、ありのままの自分をしっかり見ることから始めます。
毎日鏡に向かって自分の姿を見ていると、気づくことがあるでしょう。
しばらくやり続けていると、自分自身に対する感情が変化するのが感じられると思います。
自分の顔が嫌いだと言って、顔を取り替えることはできません。全部が自分なのですから。
鏡に映る自分を認めることです。
テクニックとして、自分の顔が嫌いだと言う人は見た目をいくらでも美しくできるのではないでしょうか。
容姿をよく見せるには、外見を磨くという手っ取り早い方法があります。
今はメイクの技術も進んでいるので、ビックリするくらいきれいに変身できるのではないでしょうか。
ここでは、内面を整えることを目的としていますので、根本から自分の顔を好きになるには、気持ちを変えなければなりません。
自分の顔を否定していては自分を認めていないことと同じですから、顔が嫌いなままだと問題はずっと残ります。
心理的に自分の顔を受け入れられるようになれば、自分の表情が違ってきます。
この、鏡を使ってのワークをお勧めします。
お読み頂きありがとうございました。