弱い自分が嫌い、でも他人に弱みを見せたくない~弱さを受け入れよう

弱い自分が嫌い、でも弱みを見せたくない

人は失敗によって、自分の弱点に気がつくことがあります。

逆境に合い、自分の内面に向き合わざるを得なくなる場合があります。

「うまくいかないことばかりだ。何でこんな目にあわないといけないんだ!」「でも、こんなことで落ち込んでいてはダメだ。」「もっと頑張らなくてはいけない。」と早くつらい状況から抜け出たいとあせります。

自分が弱いから、困難を克服できないんだと自分を責めているので、自分が嫌いになっています。

「しっかりしろ」「がんばれ!」と自分に鞭を打ちます。

しかし、自信を失い自分自身に疑いを持つので、なかなか逆境から抜け出せません。

前に進み続けなければならないと焦り、今までのやり方で乗り切ろうとします。

そうやっても事態はよくなりません。

強引に従来のやり方を押し通そうとしますが、なおさらうまくいきません。

他人に自分の弱いところを見せるのが嫌なので、人にまいっているとか、助けてとか言えません。

悶々としているうちに、だんだん気力が失われ他人との関わりを絶って、自分の殻に閉じこもるようになります。

つらくて苦しいのに自分の弱さを認めたくないので、他人に助けを求めることができません。

他人に頼ってはいけないし、弱みを見せたくないと思っているので、他人と関わることがイヤになり、当然周りの人たちの意見や助けを拒否します。

弱さを受け入れよう

失敗して落ち込んだダメな自分を受け入れたくありません。

弱いからダメなんだと思っています。

実際、逆境に合ってうまくいかない自分がいることは確かなのです。

自分が弱いということに焦点を当てても、問題の解決には役立たないのではないでしょうか。

弱いとか強いということではなく、何か解決しなければならない問題が発生したことは確かなのです。

まず、問題があるのなら問題があると認めないと、解決策を考えられないので困難な状況から脱出できません。

解決すべき問題があると認めると、解決策が見えてきます。

うまくいかない状況やネガティブな出来事は、自分の弱点やこだわりを明らかにしてくれています。

しかし、あなたは素直に自分の弱点を認めたくないかもしれません。

人は、自分の弱さを認めるには勇気がいります。

今までと同じよううまくいかないとしたら、何かを変えなければなりません。

自分が変わることによって事態がよくなるのなら、勇気を持って心を開くことが大事です。

自分が変わるということは全く違う人間になる必要があるということではなく、考え方を少し変えればよいのです。

考え方を変えれば姿勢が違ってきますし、思考に伴って感情が変わってきます。

どうしたらよいかわからない自分がいたら、素直に今の自分の状態を受け入れることが大切ではないでしょうか。

解決策を持たないのなら、謙虚な姿勢で他者の言葉を聞くことが突破口になることがあります。

他者は、自分が持っていない知恵や価値観を持っています。

心を開くと、新しい考え方や豊富な知恵が、外から入ってくる可能性があります。

他者の思いやりや暖かい心を受け取ることができます。

誰もが他の人にはない知恵や知識を持っています。

誰も二人として同じ過去を持つ人がいないからです。

立場を変えて考えれば、あなたも他者へ知恵や知識を与えられる立場になりえます。

他者への思いやりを持つことが出来ます。

ネガティブな状況に陥ったとき、自分の周りに壁を作るのではなく、周りの声を聞くという謙虚な姿勢を持つことが大切でしょう。

他人に頼ってはいけないと自分を縛って、周りの人の厚意を受け入れないということは、おろかなことではないでしょうか。

自分の弱さを受け入れるには、勇気がいります。

勇気は、強者の資質です。

「弱い自分」「失敗する自分」を受け入れることは、度量を広げることにつながります。

苦しみを味わったことによって人の痛みがわかるようになり、他人の痛みに共感できる人間になります。

自分にやさしくできたら、他人にもやさしくなれるということではないでしょうか。

うまくいかない状況で、自分の弱点を認めて受け入れたら、もう以前のあなたではなくなります。

しなやかで強靭な心のあなたになっています。

お読み頂きありがとうございました。

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