「でも」「だって」「どうせ」の心理
「でも、私は能力ないから~」「だって、私は評価されないし~」「どうせ、私は愛されない~」…と言って、嘆く人がいます。
この3つ「でも」「だって」「どうせ」の言葉が口ぐせになっています。
「でも」、「だって」、「どうせ」の後には、「出来ない」「無理」「だめ」「無駄」というような否定的な文章が続きます。
「だって、私なんか評価されない、だからやったって無駄よ。」「どうせ、私なんか美人じゃないから、お付き合いはできない。」…と否定的な結果を予想しています。
「でも」「だって」「どうせ」が口ぐせになっている人は、結果がうまくいかないと決めつけているようです。
うまくいかないと思っているから、行動しませんので、何も変わりません。
「できない」「だめ」という状態のままです。
何をやってもうまくいかないと思い込んでいたら、やっても無駄だから動きません。
ずっと「ダメな自分」でい続けるので、周りに依存していきます。
「できない私」でい続けるので、「私に頼まないで。」「私にやらせないで。」と能力のない私をかわいそうに思って欲しいと、周りの人の同情を買おうとします。
「でも」「だって」「どうせ」が口ぐせになった人は、昔、こう思っていたのかもしれません。
「本当は~したい。だから頑張った。しかし、出来なかった。つらい。だから、やっても無駄、だめなの。」…。
幼い頃「お前にそれはできない」「あなたには無理」…と言われたことがあり、それをそのまま信じて「しない」と決めたのかもしれません。
過去の辛い経験があって、周りからの「無理だからやめなさい」の言葉をそのまま信じているから、もうやりたくないという投げやりな言葉が続くのでしょう。
無意識の中に「私は、価値がない。だから、何もしない。」という信念が出来上がっているのです。
「でも」「だって」「どうせ」を封印する
「でも」「だって」「どうせ」の言葉が出る前には、「本当は、私は〇〇〇になりたい。□□□したい。」という思いがあったはずです。
本当は自由で幸せな自分のなりたいのです。
自分を低める否定的な言葉を使っていては、幸せにはなりません。
なりたい自分になったり、したいことをする自分になるには、「ポジティブな信念」に変えることが必要です。
そのためには、「でも」「だって」「どうせ」を言わないことです。
使う言葉を変えるのです。
ネガティブな言葉をやめて、ポジティブな言葉を使うのです。
「私は、価値がある」と言ってください。
そして、自分を大切にすると決めることです。
「でも、だって、どうせ」と言ってると、何も動かないから、何の成果も手にできません。
むしろ後退して行くことになります。
言い訳してやらないのは、できないのではなく、過去自分が「~しない」と決めたからです。
「できる私」をイメージする
信念を変えるには、「でも」「だって」「どうせ」をいっさい口にしないことです。
失敗して落ち込んだ自分をイメージするのではなく、うまくいって喜んでいる自分を想像してください。
人間は考えたことが現実になります。
否定的な思い込みを変えるには、過去に「自分ができたこと」を思い出してください。
うまくいかなかったことばかりではなく、うまくいったことがあるはずです。
できたことを思い出し、いつもダメな私ではなかったことを思い出すのです。
今までどおり否定的な思いを持ち続けるのか、これから肯定的な思いに変えていくのかは、自分で選択ができます。
できると決めて、できるあなたを常に想像していてください。
言葉には魂が宿ります。
はじめは気持ちがこもっていなくても良いので、「わたしはできる」といい続けてください。
そして、できるあなたをイメージし続けてください。
お読み頂きありがとうございました。