今のあなたが完璧!:自己肯定感を上げる~自分を認め肯定するワーク

人は今が完璧

「自信がないし欠点だらけなのに、何で完璧なの?」と言われるかもしれません。

あなたが自信がなくても、あなたが自信があっても、「全て大丈夫完璧」なのです。

どんな時もどんな状態でも、あなたはあなたであるから、存在自体がすべてOKだからです。

時間は一瞬一瞬の積み重ねです。

人は成長している生き物です。

一年前の自分より現在の自分がより成長していますし、同じく一分前の自分より今の自分が成長しています。

ですから、瞬間瞬間のあなたは成長のピークであり、今のあなたが完全・完璧なのです。

自分で自分を認める

自己肯定感は、自分を肯定して自分は価値があるものとして受け入れている状態です。

他人から賞賛されることはうれしいことですが、自己肯定感は他人からの評価で決まるものではありません。

自己評価はあくまでも自分が自分を評価していることですから、他人の評価が自己評価を決めるものではありません。

周りの人からは優秀で性格もいいと言われているのに、自信がなく自己肯定感が低い人がいます。

他人の評価は芳しくないのに、自信満々の人もいます。

他人の評価は、他人が自分をどう見ているの評価ですから、自己肯定感に影響はあるといえるでしょう。

いい評価を得れば自信に繋がるでしょうし、反対の場合もあります。

自分に対する他者の評価は人によって様々です。

Aさんに100点と評価されたのにBさんからは40点しか点数をもらえなかったりします。

万人に評価されるということはありうるでしょうか。

100人いたら100人の人が自分を評価してくれるということはないでしょう。

他人の評価を常に気にしているということは、他人軸で生きていることになります。

足りないと思っている

人間は、他人が自分をどう見ているかだけを基準にして生きているわけではありません。

自分に自信があるとか、自分を愛しているという感覚は、人から与えられて生まれるものではありません。

他人に自分のことを考えてもらうということはできないのです。

他人から自信をつけさせてもらうことはできないのです。

自分を愛するのも、自分自身の主体的な態度によるものです。

周りの人が自分のことを愛していても、自分を愛していない人はいます。

自尊心も同じく他人からの評価で育つものではないのです。

他人からの賞賛を受けても、自分はたいした人間ではない、いずれ化けの皮がはがれてしまうと恐れる人がいます。

自己肯定感は競争したり、比較したりして手に入るものではないのです。

昇進したら、給料がもっと高くなったら、結婚したらと、これができたら自信が付くだろうと考えます。

行動した結果が良かったら、自分を好きになって自信を持てるだろうと思います。

私たちは何かができたら、何かが手に入ったら、0点だったものが100点になると考えます。

これは、何か条件が整ったらよくなるという条件付きの考え方です。

いつも私たちは、今は何かが足りない状態だと思い込んでいます。

自分はいつも足りない状態だから、足りないものを埋めないといけない飢餓感があります。

ひとつ手に入ったら、また足りないものが見つかります。

ですからいつまでも足りない状態は解消されません。

私たちは子どもの頃から「何かが足りない」という思いにずっと捉われてきたのではないでしょうか。

小学校の算数のテストが100点だったのに、親は「すごいね。がんばったね。」とほめてはくれず、「国語はまだまだね。国語も頑張らないとね。」と足りない点を指摘します。

100点とってうれしいというよりも、もっと頑張って完璧にしないといけないというプレッシャーを感じます。

100点取った時点で、すばらしいのに、OKなのに…。

いつも足りないものがあると思い込んできたわけです。

自分自身を受け入れる

自己肯定感は行動に影響を与えます。

私たちの行動は自分が誰であり、どんな人間だと思っているかということを表わしています。

自己肯定感が低いと「自分は価値のない人間だ」という思い込みが強くなります。

自己肯定感が低いままであると自分の夢や目標を実現することが困難になってきます。

自己評価を高め、自分をもっと愛し、信頼することが大切です。

自己肯定感を高めることは重要なことなのです。

自己否定をしているとしたら、自分自身を肯定することからはじめなければなりません。

生きているだけで自分に価値があるということを認めなければなりません。

自分が存在していることの認識が出発点だからです。

自己嫌悪している自分がいます。

そういう人でも、自分の中に自分を肯定したいと思っている部分があります。

自分を嫌いだと声高に言っている反面、自分が好きだと言う自分がいます。

自己嫌悪している人は苦しむのですが、それは自分を好きだと思う自分自身がいるからではないでしょうか。

何をやってもダメだ、気の弱い自分は嫌、消えてなくなりたいと思うことがあります。

ものごとには裏と表、陰と陽、マイナスとプラスのように両極面があります。

自分の全部が嫌ならば自己嫌悪一色ならば、悩みはしないでしょう。

自己嫌悪の自分を受け入れているのなら、苦しまないでしょう。

自分の中には自己嫌悪の自分もいれば、自分を好きだという自分もいるから苦しむのではないでしょうか。

自己肯定をしないと分裂したままでは前に進めません。

自己肯定するということは自分は優秀だから認めるというものではなく、いいところも悪いところもある自分をそのまま受け容れるということです。

自分を好きだと認めることは自分の存在を認めるということであり、自分が生きていることを認めるということです。

あなたが認めないといっても「あなたはそこに存在している」、それは事実なのです。

「自分が嫌い・好き」のワーク

自分に向き合うワークをやってみてはどうでしょう。

紙とペンを用意して次の文章を完成させてみてください。

直感的に浮かんできた言葉を6~10入れてみてください。


「自分が嫌いになるのは ‥‥‥ のときです」

「もし、心の中で自分が好きかを認めるとしたら、‥‥‥ です」

「自分が嫌いだというふりをすると、よいことは ‥‥‥ です」

人間は自分の感情に従ってやりたいことをやっているとき、自己肯定感が高まります。


自分は自分の感情や信念を大切にして、それに基づいて行動しようとしているか?

そうできているとしたら、自分自身を尊重できるということです。

自分の成長は自分で評価できます。

昨日より今日、過去の自分と今の自分を比較しなら行動すれば、自分の中に一貫性ができます。

他人の評価に振り回されることは少なくなるでしょう。

常に前進できるとは限りません。後退することもあるでしょう。

そういう時も、自己肯定感が高ければうまくいかない自分を受け入れて、行動し続けることができるのです。

自分の存在自体が完璧なのです。

だから「今のままのあなたが完璧」なのです。

自分を嫌っていても、自分が存在することを否定することはできません。

素直に自分を認めて受け入れることが大切です。

「完璧なあなた」はなりたいものになり、行きたいところに行き、どんどん成長または拡張していくのです。

一瞬一瞬が「完璧な存在」なのです。

お読み頂きありがとうございました。

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